羽宮さん、動きます【東京リベンジャーズ】

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真一郎くんが電話をかけると案外あっさり
一虎君のお姉さん……桜さんは出た
事の次第を伝えると、今行くと言って電話は切れたみたいだ

「案外あっさりだったな」
「一虎君のお姉さんだったら何か解決策知ってるかもな、相棒」
「そうだな……」

ヤバい人だったらどうしよう……と不安だったけど
その後すぐに来た桜さんは思ったより普通の人だった。
目元は一虎君に似てるな。

『お久しぶりです、真一郎くん』
「おー久しぶり桜」
「サクラ！久しぶり！」
『万次郎君も元気そうでなにより
……で、そっちがさっき話してた子？』
「あ、オレ花垣武道です！」
「松野千冬」
『武道君と千冬君か、宜しくね』

優しそうな人でよかった
早速オレは今までの状況の説明と
呼んだ理由を説明した

『うーん、成程』
「もうどうしようもなくて……」
『だろうねえ。
まぁ私から言えるのは場地君はすぐに戻ってくるよってことくらいかなあ』
「なんで場地が戻ってくるって分かるんだよ」
『……この前場地君と話したんだよ
ちょうどトーマンを抜けるって言って出てきた後だったんだけど』
「サクラ、場地と会ってたのか」
『ウン。まあ何を話したかは教えられないけど
兎に角場地君は大丈夫だから
それより一虎の方が心配……』
「出た、サクラのブラコン」
『誰がブラコンだって？』

頭をぐりぐりされているマイキー君を横目に
これからの事を考えていると
千冬が桜さんに話しかけていた

「桜さん、本当に場地さんは大丈夫なんですか」
『ん？うん。大丈夫だと思うよ？』
「……そっすか」

少し項垂れた千冬が相棒、と声をかけて来て
行きたいところがある。と言うのでついて行く事にした。

「千冬、たけみっち、どこか行くの？」
「ちょっと行きたいところがあるんで」
『気をつけてねー』

その後長内に会って話を聞いたが
やっぱり分からないことだらけで。
こうなったら未来に戻ってドラケン君に聞いてみよう。

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