6杯目 ページ7
広津さんは立原さんの頭を掴み、
銀ちゃんは立原さんの喉元に刀の切っ先をあて、
このバーもとうとう事故物件化かな?
「仕方ねぇだろ、他にねぇんだから!」
「芥川さんは自己紹介で済ませましたよ」
取り敢えずあんたらの上司の名前を出そう。
「芥川さん・・? 彼もここへ?」
「はい、最初のお客様ですよ。広津さん」
「私をご存知か」
「もちろん。もっともその芥川さんも自分がポートマフィア所属って言っちゃってましたけど」
「や、やっぱ大丈夫なんじゃねぇか・・」
「けど確かに、闇の稼業をしてらっしゃる方々は話してもいい相手どうかをきちんと弁えてから話されますから、
ーーーーそこら辺、どうなんでしょうね?」
「立原、お前はどうも考え無しに言ったようだな」
「わ、悪かったって‼」
この人、こんなキャラだっけ?
「広津さん、今回は大目に見てあげて下さい。
太宰さんお勧めの酒場でもある、この店に免じて」
「なるほど、太宰君も・・」
また来るってよ。
あとネタバレ楽し過ぎ・・!
広津さんと銀ちゃんは攻撃態勢を解除した。
「さて、あとは貴方だけですがーー」
「銀・・」
おっ?
「名前・・」
話した・・・
「はい、確かに」(ニコッ)
「銀が話すとこなんて、これは珍しい光景だな」
「ポートマフィアの掟を忘れるマヌケもな」
「芥川のアニキも言ったって
「彼は"考えた上で"彼女に話したのだ」
うん
試されました。
多分。。
「それではマスター、我々は失礼する。
騒がしくして申し訳ない」
「いえ、お気になさらず。
またいらして下さい」(ニコッ)
「ではまた」
そうして3人は店を後にした。
「次は誰だろ」
「何とも不思議な酒場だ」
「だな、御代が情報って、経営どうなってんだ」
(・・・)
「そこではない馬鹿が。
彼女は初めから我々のことを知っていたようだ」
「えっ、それって俺が言う前から?
芥川のアニキからか?」
「いや、恐らく彼女は誰かから聞いたわけではないだろう」
「首領に報告・・」
「念の為、だな」
(銀の奴、今日はよく喋るな)
513人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Wiyu(プロフ) - 続編行きました! 更に亀になると思いますが宜しくお願いします!!! (2018年9月23日 3時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» いえいえ気にしないでください( ´ ▽ ` )b (2018年8月29日 0時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - Wiyuさん» 読み返しました!変なこと言ってすみませんでした!! (2018年8月29日 0時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» 会話文は基本「」なので問題はありません (2018年8月28日 7時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - 最後の方夢主のセリフが「」になってますよ! (2018年8月28日 3時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Wiyu | 作成日時:2018年6月19日 17時