検索窓
今日:39 hit、昨日:12 hit、合計:244,815 hit

30杯目 ページ32

「16だけど、それが何?」

「ふむ、16か〜・・・。流石にその歳じゃ可哀想だね・・・」

太宰さんは左手を顎に当て、何かを考えているようだ。

「ねぇ、太宰さ

「よし、じゃあこうしよう!」

顎に当てていた手を離して人差し指を立て、

閃いた! っていうような顔をした。

「何が?」

「君へのお仕置き♪」

私が戸惑いの表情を浮かべる前に、太宰さんは私の耳元でそのお仕置きの内容を囁いた。

「ーーーーーーーー⁉ はっ⁉」

「殴られた代償にしては安いと思うけど?」

「え、でも、そんな恥ずかしいこと・・・/////」

「恥ずかしがるようなことではないだろう?
それに前に言っていたじゃないか」

「いや、あれは〜・・・」

私は目を泳がせながらどうしようか迷っていると、

いきなり太宰さんは自身の唇を私の首元に落とした。

「ひゃっ!」

顔が一瞬にして熱くなった。

「中々いい声を出すね」

「な、なななななな何すんの⁉」

「別に? ただアレが嫌なら、こういうこともできるんだよ? ってこと」

太宰さんは妖艶な笑みを浮かべて私を見てくる。

こんな笑みと条件に耐えられるような心を持っていない私は、

「わ、わかった! 最初ので! 最初のお仕置きにさせてください‼‼」

太宰さんはニコッと笑い、私の上から離れて立ち上がった。

一瞬チェッ、って聞こえた気がしたけど、私の思い過ごしだろう。

「早く行かないと、皆待ってるよ?」

イコール

(とっととこの縄外せ)

「そうだね、そろそろ行こうか」

太宰さんは私の後ろに回り込んで、両手を縛っていた縄を解いてくれた。

やっと解放された〜。

ふぅ、と一息ついたのも束の間。

私は思い出した。

そうだ、

本当の地獄はこれからだ・・・








私が青ざめるのを気にせず、太宰さんは私の右手を引いて部屋を出て行った。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
首筋へのキス

「独占」「執着」

31杯目→←29杯目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (290 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
513人がお気に入り
設定タグ:文スト , 文豪ストレイドッグス , トリップ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Wiyu(プロフ) - 続編行きました! 更に亀になると思いますが宜しくお願いします!!! (2018年9月23日 3時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» いえいえ気にしないでください( ´ ▽ ` )b (2018年8月29日 0時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - Wiyuさん» 読み返しました!変なこと言ってすみませんでした!! (2018年8月29日 0時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
Wiyu(プロフ) - イゼッタさん» 会話文は基本「」なので問題はありません (2018年8月28日 7時) (レス) id: 282d795185 (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - 最後の方夢主のセリフが「」になってますよ! (2018年8月28日 3時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Wiyu | 作成日時:2018年6月19日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。