依存疾患３

第101話 ページ9

貴方side



〜〜昼休み屋上にて〜〜


なにか可笑しい


すっごく視線が感じる


私の第六感がすごく感じてる


ちなみにいまは雅治が作ってくれた美味しいお弁当を食べてる

仁王「Aどうじゃ？うまいか？」


貴方「すっごく美味しいよ！」


仁王「ピヨっ」


雅治は満足気に頭をなでた


真田「っ…ところであのマネージャーはどうするんだ？」

弦一郎はいつも辺銀さんの話をする

あんまり好きじゃないようだ

貴方「別にどうもしないんじゃないの？わたしは気にしてないし」


柳「A真田が気にしてるのはこれからあいつの行動が悪化するかもしれないことだ」

蓮二は頭を撫でながら言う


貴方「悪化って…みんな心配しすぎだよ」



ガチャ


辺銀「みんな！ここにいたのね！ずっと探していたわ！」

噂をすればと言うように来た


あ.....

空気が変わった


幸村「帰ってくれないかな？迷惑だよ」


辺銀「その……転校したばかりでテニス部としか関わってないから…お弁当を一緒に食べる人がいないの…」


伏せ目がちに話す姿は可哀想と思わせる


丸井「なら1人で食べればいいだろい？俺らと一緒に食べんなよ」


真田「悪いがAが貴様の事を許しても俺は許すつもりない。帰れ」


辺銀さんの目が段々と赤くなって涙が溜まってきている

可哀想…

別にお昼くらいいいと思う


貴方「みんっ…柳「抑えろ」…蓮二…」

私が止めようとしたら直ぐに蓮二に止められた

辺銀さんは走って帰っていった


柳「Aが言いたくなるのは分かるがお前が口を挟んだら精市達が嫉妬して状況が悪くなるぞ」

耳元で囁くように言われた

確かに…

貴方「……わかった」


結局わたしは女の子の友達がいない

いや、できない

________
次回柳生side

第102話 柳生side→←第100話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す