第116話 丸井side ページ26
丸井side
貴方「………きて、」
大好きな人の声が聞こえる……
ずっと聞いていたくなるような優しい声
貴方「ブン太?起きて」
あと、もう少しだけ感じたくて起きてないふりをしてたら
仁王「はよおきんしゃい。Aの迷惑になっとるじゃろ」
丸井「ぶへっ!……てめっ仁王!」
仁王に思いっきり頭を殴られた
くそいてぇ
仁王「やっと起きたか…はよ授業にいきんしゃい。俺はAともう1時間休むきに」
自慢げに言いやがって
丸井「はっ?ずりーよ!ならおれももう1時間さぼるぜぃ!」
貴方「もう、ブン太は今日問題起こしちゃったんでしょ?なら今は真面目に出た方がいいんじゃない?」
丸井「……Aが言うなら…」
一瞬A嫌われてるのかと思ったがそんなわけねぇよな
貴方「ありがとう。またお昼休みにね」
うっ…
昼休みの約束までしてくれた!(約束ではない)
仁王「あんまAに迷惑かけちゃいかんぜよ」
仁王のやつは相変わらずムカつくが今日は許せる
〜〜廊下〜〜
潔く出ていったが内心不安でいっぱいだ
もしかしたらAが俺の事を迷惑かも思ってるかもしれない嫌いだと思ってるかもしれないウザいと思ってるかもしれない面倒くさいと思ってるかもしれない関わりたくないと思ってるかもしれない鬱陶しいと思ってるかもしれない目障りだと思ってるかもしれない気持ち悪いと思ってるかもしれない……
時間が経つとどんどんと悪い考え方が出てくる
もしかしたら俺が今悩んでるいる間にAはもしかして仁王と……
そんなことを考えているうちに目に涙が溜まってきた
真田「丸井、話しは聞いたぞ。教室で暴れたらしいな。しかもその後授業に出てないとは、たるんどる!」
目の前にいたのは真田
丸井「…真田」
今は会いたくねぇのに
真田「どうしたんだ!?……いや、Aのことだな。Aと何をしたか話せ」
それでも不安をぶちまける様に俺はAのことを洗いざらい話した
真田「そんな噂が流れてるなんて由々しき事態だな……それにしても仁王め派手な真似をしおって…幸村たちに相談するか」
そんな真田を見ていると冷静になって涙が止まってきた
真田はブツブツ話し始めた
丸井「じゃっおれ教室戻るわ」
真田「待て、お節介かもしれないが泣くくらいの時間があるならもっとAの為に出来ることを考えろ。これは計画の為でもあるからな」
そう言って真田は帰っていった
もっとAの為に…か
129人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
I like choco. - 見させてもらいます! (2020年7月26日 12時) (レス) id: 21ebe68129 (このIDを非表示/違反報告)
みょん助(プロフ) - I like choco.さん» ありがとうございます!たった今続編を作ったのでよろしくお願いします! (2020年7月24日 23時) (レス) id: 3e82d7f712 (このIDを非表示/違反報告)
I like choco. - おぉ!頑張ってください!!!学校によってテスト期間って違いますもんね!みょん助さんにとって赤点になりませんように!パンパンッ (2020年7月19日 23時) (レス) id: 21ebe68129 (このIDを非表示/違反報告)
みょん助(プロフ) - 更新せずすみません!実はいま定期テスト期間で内申にとても重要なので手が付けられない状態でした。定期テスト終わりの23日か24日からはまた再開しようと思っています! (2020年7月17日 15時) (レス) id: 3e82d7f712 (このIDを非表示/違反報告)
I like choco. - Part4はいつですか?決して急かしているつもりはありません! (2020年7月16日 20時) (レス) id: 21ebe68129 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みょん助 | 作成日時:2020年5月23日 21時