依存疾患２

第94話 ページ48

貴方side


〜〜合宿最終日〜〜



今日で合宿が終わる


合宿中はみんなの病みが成長して色々なことがあったけど結局全国1位をとって有終の美で終わった


そしでたいつもの日々がくる


少し名残り惜しいな……とか思っちゃったりする


後半は皆が離れてくれなくて四天宝寺や氷帝と全然関われなかったし…



やっぱり名残り惜しい



ちなみに今はみんなのに荷物を運んでいる

じゃなくて私の代わりに運んでいる雅治を日陰で見ている



傍から見たら選手に仕事をさせている酷いマネージャーだ

まぁ、別にもう慣れてるけど


雅治が喜んでしてるからいいけど暇だなぁ




跡部「Aこっちに来い」

景吾がちょっと遠くから声を少し抑えて呼んできた


貴方「景吾？」


小さい声で呼ばれたからそれに合わせてこっそりついて行くと裏庭についた


貴方「どうしたの？」


景吾「A……立海のやつらに見つかったら面倒だから手短に伝える。氷帝に来い。今のままだとAは必ず破滅する。お前だってわかっているはずだ」


確かにこのままだといけないことは薄々分かってる

きっとこのままだとダメになる


だけど…


貴方「ごめん、まだ私はみんなが元に戻るって信じてるから氷帝にいかないよ」

きっとなんやかんや愛着があるんだろう

戻るなんて出来ない


跡部「………ﾁｯ…わかった、俺はいつまでもAを待っている。だから来たくなったらいつでも来い。……いや、迎えにくる」

明らかに残念そうで申し訳ない…


貴方「ありがとう。じゃあこれから連絡しようね」


跡部「バーカ…当たり前だ」


そう言って景吾と別れた


そういえば景吾まえまで結婚結婚ばっか言ってたけど言わなくなったな


きっと現実を見るようになったんだな



その後は立海のバスに乗って神奈川に帰った



最後に蔵くんと話せなかったのは寂しいけどしょうがないか


♪♪♪♪♪♪


突然着信音が鳴って急いで見たら蔵くんからだった



蔵ノ介A全国優勝おめでとう!また来年会おうな!




Aうん!また来年!楽しみにしてるね





大変なこともあったけど楽しい合宿だった






〜〜合宿編完〜〜

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