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Aside



そくにメンバーが帰ってきて私がいないことに気づいたのかみんながラインをずっとしてくる。


プルルルルルルル


ついには平手からの電話。



今日は帰らない。
帰れないんだよ。



ガラガラ


? 「A!」


「愛佳!?…っ…なんで?」


思わずでかい声だしちゃって頭が痛む。


愛佳 「あんたの様子がおかしかったからじゃん!やっさんに聞いたら何も教えてくれなくてしつこく聞いたの。やっさんに嫌われてもいい。だからAの場所を教えてくれって。」



半分怒ったようにきた愛佳。


「心配かけてごめん…」


愛佳 「私こそ病人に強く当たってごめん…」


「やっさんには聞いたかもだけど今日は病院だから…」


愛佳 「だから病棟にいるの?」


「そう。だからメンバーに気づかれたくないし…ね?」


愛佳 「寂しくなったらいつでも連絡するんだよ?夜中でもいいからね?」


「ありがとう、でも寂しくはならないと思うよ。明日にはまたみんなと会えるんだもん。」


愛佳 「ねぇ…っ…涙」


「なんだよ笑」


愛佳 「さみしくなるじゃんっ…涙」


「大丈夫!ほら、やっさんと来たんでしょ?帰りな?」


愛佳 「また明日ね。」



愛佳とハイタッチをしてバイバイと手を振った。
愛佳は他の人にはバレないように涙を拭って病室を出た。




あれからちょっと眠ってたみたいで目を覚ましたら夜ご飯がデスクに置いてあった。


寮母さんのご飯のほうが美味しい。
はやく戻りたいな。


プルルルル



まただ…
また友梨奈かな…



"志田愛佳"




愛佳だ。


「もしもし?」


".A!"


「友梨奈…?」


電話を出ると友梨奈が私の名前を叫んだ。
なんで…


平手 「なんで教えてくれなかったの?ねぇ、A。」


「ごめん…詳しいことは退院してからね。」



なんかみんなも一緒にいるのかざわざわしててみんなの声なんか聞いたら涙出そう。



それが怖くてそのまま携帯を閉じた。
それと同時にメンバーが急に恋しくなった。







みんな、明日帰ったらなんて思うのかな。

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作者名:てんてん | 作成日時:2018年12月28日 10時

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