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Aside
1か月前、南座のサポートに付き始めた頃から左膝の調子がおかしかった
歩けなくなる程の激痛が走る時もあれば、楽屋を全力疾走しても痛くない時もあった
けど、舞台に立ってない私が脚が痛いなんて言えなくて我慢しながら南座公演の千穐楽を迎えた
そこからは単独ライブの稽古が始まって、
通しで2時間半動きっぱなしになってると当然疲労が出てきて
稽古開始から1週間目くらいには膝の痛みが復活してきてて
けど、学校に行きながらこの稽古をこなしてるラウくんに申し訳なくて言い出せなかった
ひーくんは気づいてくれてたけど、他のメンバーは自分のことで精一杯
それが普通だよなって思い、痛みに耐えながら稽古を続けてると
ラウ「ねぇ、Aちゃんきちんと踊ろうとしてる?
僕には手を抜いてるようにしか見えない」
ラウくんと一番歳の近い私は、彼にとっても意見が言いやすくて、その反面、ダメ出しされる時も多かった
『ちゃんと踊ってるし私には私のペースがあるの』
ラウ「嘘つけ!!酔っ払いにしか見えないよ!!」
酔っ払い。
必死に痛みを我慢してる踊りが酔っ払いの扱い。
頭に血が上って気づいた時にはラウくんの胸ぐらを掴んでいた
『何様のつもりだよ。
人のこと何も分かってないのにその発言はありえない。
言い方も気つけろよ。歳上だぞ。』
いくら性別が女だからって、10年近くも男ばかりの社会にいたら口調だって男勝りになってしまう
私が怒った時に出る口調は汚いってふっかさんに怒られてたけど今はどうでもいい
ラウ「人の胸ぐら掴むのもどうなの?歳上として。」
私から離れたかったのかピンポイントで左膝を蹴ってきた
今までにない激痛に嗚咽が漏れる
けど、ラウくんにはその痛みが伝わらず
ラウ「痛いフリ辞めなよ。やる気ないんじゃん」
頭に上ってた血がもっと上った感覚がして、
気がついたらさっくんに羽交い締めにされてた
岩本「佐久間、A1回医務室まで連れてって
そいつの膝多分やばいから。」
『何その目。ちゃんとやってるじゃん。私』
ラウ「そんな酔っぱらいみたいな踊りでよくちゃんとやってるなんて言えるね。」
岩本「ラウール辞めろ。」
ラウ「いいよね!女の人だからみんなに守ってもらえて!」
さっくんに抱えられながら稽古場を出る時、そんな言葉が聞こえてツーっと涙が出てきた
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暖 - 年越し日の出のところです。 (2021年3月2日 15時) (レス) id: 6d5a5e943f (このIDを非表示/違反報告)
暖 - 後半らへんから 名前が名前のままです。 (2021年3月2日 15時) (レス) id: 6d5a5e943f (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年2月28日 10時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいね。 | 作成日時:2021年1月24日 11時