Sweet diva 2 【紅一点】【SnowMan】

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滝沢｢もちろん、7人の意見も尊重する。


けど、これがラストチャンスだと思え。｣






そう言われてギュッと部屋の空気が縮んだ





ラストチャンス






デビューへの兆しが見えない今、



これに掛けるしかないのか。









7人全員は同じ意見なのか。









『覚悟。





覚悟はある？』





いつの間にか口が勝手に開いてそう言ってしまった。









目黒｢覚悟……｣





『私は3年前にSnowManに加入したんだけどさ。やっぱ批判凄かったよ。悪意しかない言葉。ライブでも、雑誌の撮影でも、誰が敵か味方か分からなくなるくらい、、、、

物理的に傷つく事もよくあった





今、少しずつ知名度が上がってきてるSnowManで、戦う覚悟はある？



少しでも迷うところがあるなら、私は加入を認められない。』








自分でも驚くほど冷淡で残酷な言葉だと分かる。


けど、まだ15歳の子もいる。



自分自身が身をもってして体験してるから。



まだ成長段階の中学生に、この現実を突きつけたくない




『村上くん。15歳でこのグループに入る覚悟はある？』








私なりの精一杯の優しさ。



まだ伸び代もあるだろう彼に、辛い思いはさせられない。






けど、思っていた村上くんの言葉と発せられた言葉は真逆で





ラウール｢僕も悩みました。けど、ここにいるってことは、もう決心は出来てます。




我慢強いんで、僕。｣









そう笑う彼の笑顔に一筋の迷いもなかった







6人の方へ振り返る








みんな、優しく強く笑ってくれて








岩本｢3人とも、加入させます。｣


そういうひーくんの目に迷いはない。

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