Sweet diva 2 【紅一点】【SnowMan】

実は…… ページ35

合格発表日。






心臓がはち切れそうになりながら合格発表場所に向かった。








今日は休演日らしいけどみんな束の間の休息だからあえて来てなんて言わなかった









10時に発表されるらしいけど心配過ぎて8時には合格発表場所に着いてしまった






自分のやれることはやったから、後は結果を待つのみなのに震えが止まらなかった。









寒さのせいだと頭の中で決めつけて時間を潰す為にコンビニのイートインに向かった。









.









午前10時。



いよいよ合格発表。






人が多くて周りにはソワソワしてる同年代が沢山いて。








緊張と焦りで上手く掲示板が見れなくて、こんな事だったらメンバーに着いてきてもらった方が良かった






番号、無かったらどうしよう、明日からどんな顔で会えばいいんだろう、軽蔑されるかな






嫌な想像しか出来なくて呼吸が乱れていって






『ﾋｭｯ……ハッ……掲示、板……見なきゃ……』








周りの喜びで叫ぶ声と悲しみで泣き叫ぶ声が頭に響いてきてもっと混乱しちゃって









.









阿部｢こっち行こ！｣







胸を抑えながらしゃがみこんでいた私の手を引いてベンチに座らせてくれたのは



京都にいるはずの亮平くん






『な、んで……ｹﾞﾎｯ！！』






阿部｢あーあー！もう落ち着いて！息苦しいね、大丈夫だから深呼吸しよ｣







そう言って背中を摩ってくれて楽になってきた時、






『亮平くん東京にいるのなんで！』






シンプル過ぎる言葉だけど理由を聞くにはこれが一番






阿部「まぁ、心配だったし。それに今日の夜には新幹線乗るって聞いてたからそれなら合格発表見に行こうって思って……笑」









『私まだ見れてないんだよな……』









阿部「自分で行く？俺行く？」









『自分！！！！』

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