◇ ページ45
目黒side
目「歯磨き、ねんねでする？」
亮「……ぁっこ」
あれ。
頭を膝を乗せてやれば楽かと思ったんだけど、まさかの抱っこがいい、と。
目「抱っこはちょっと難しいな、(笑)」
亮「………ん、ーっ……」
思い通りに行かないのが悔しくて、今にも泣いちゃいそう。
困ったなぁ。
……あ、たしかこの時間は。
ナースステーションの端っこで暇を持て余していた佐久間くんを呼んでみた。
仮眠用ベッドの前に丸椅子を置いて、佐久間くんの膝の上に亮平くんを乗せた。
抱っこされたのが嬉しいのか、ぱちぱち瞬きをしながら佐久間くんの太ももを撫でていた。
下の歯から丁寧に磨いていく。
目「あーん……亮平くん眠いけどちょっとあーん頑張っててー、」
亮「ん、ぁ…………っ(泣)」
おでこを押さえとかないと顔が下がってきちゃうから、佐久間くんが軽く支えてくれるんだけど、それが不快なのか、寝ぐずりも相まってか、イヤイヤと首を振ろうとしている。
それでもなんとか下の歯は磨き終わった。
目「……よし、ごろんしよっか。佐久間くんお願いできます？」
佐「うんうん。亮平もうちょっとで終わるから最後頑張ってー？」
嫌がるかと思ったけど、さっきの抱っこである程度満足したのか、素直にごろんと寝転がってくれた。
佐「亮平頑張れ〜、、(笑)」
目「眠いねぇ……薬の副作用もあるかもですね、」
精神的な病気の薬は大体眠気の副作用がある。
こんな小さな体に、ほんとに酷だよ。
佐「はい、おしまーい。うがいどうぞー」
むくりと起き上がった瞬間、ふと意識を抜けて夢の世界へ行こうとしている亮平くんを2人で必死にとんとんした。
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おいぬ(プロフ) - チェリーさん» メッセージに送らせて頂きました( ᵕᴗᵕ ) (10月12日 22時) (
レス) id: e34387800d (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - コメ失礼します。sugar and saltという小説のパスワードを教えて頂けますか？ (10月12日 17時) (レス) id: 5958ebef62 (このIDを非表示/違反報告)
おいぬ(プロフ) - ぽぽぽさん» わぁ〜本当ですか！とーっても嬉しいです( "̮ )マイペースですがこれからも読んで頂けたら嬉しいです( .ˬ.)" (2022年12月15日 20時) (レス) id: e34387800d (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽ - コメ失礼します。いつもほほえましく読ませてもらってます！おまけと言っても面白い話で、ありがとうございます。これからも応援しています！！ (2022年12月15日 19時) (レス) @page28 id: ae6b64ffe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいぬ | 作成日時：2022年8月31日 20時
