◇ ページ42
目黒side
ナースステーションに寄れば、最近見ていなかった人が。
佐「めめ！おつかれ〜」
目「お久しぶりです。どうしたんですか？」
渡「亮平、薬増やしたんだよ」
佐「だからそれの説明」
渡「調子どう……ダメか」
手元のおかずが残った器たちを見て、察したように言った。
渡「俺も行くわ」
3人で亮平くんにいる病室に行けば、怒られると思ったのか眉を八の字に下げた。
亮「や、だったの……」
渡「ごはんやだったね。お腹空いたらまた言ってね」
後ろの佐久間くんを見て不安そうに膝にかけたタオルケットを握った。
佐「亮平こんにちは。ちょっとお薬増えたからその説明だけさせてね？」
亮「んんっ……」
佐久間くんが椅子を持ってきてベッドの横に腰掛ける。
だけど「お薬」「増えた」この2つのフレーズを聞いた亮平くんは耳を塞いで反対側を向いてしまった。
渡「亮平。さっくんからお話あるから聞いて？」
目「ね、ちょっとお話聞こうか」
亮「やぁぁﾞ……！いやぁ……(泣)」
もう誰も手をつけられない状況。
少量から始めた薬も、今じゃ最大まで増えたのに、更にまた増やされたら嫌だよな。
でも、やっぱり薬の力を借りないわけにはいかないから。
とっくに枯れ果てたはずの涙がまた溢れる。
ベッドで泣き続ける亮平くんのお腹を、佐久間くんがぽんぽんする。
亮「やだ、おくすり、やめる……っ(泣)」
渡「りょう、調子よくなったらちょっとずつお薬減らせるよ。それまで先生たちと頑張ろ？」
佐「そうそう。亮平毎日頑張ってるからね」
完全にやめられるよ、とは言えない。
精神的な病気はどうしても再発の危険性があるから、長期に渡って薬は飲み続けなければいけない。
耳から手が離されたから、佐久間くんが今だと説明を始めた。
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おいぬ(プロフ) - チェリーさん» メッセージに送らせて頂きました( ᵕᴗᵕ ) (10月12日 22時) (
レス) id: e34387800d (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - コメ失礼します。sugar and saltという小説のパスワードを教えて頂けますか？ (10月12日 17時) (レス) id: 5958ebef62 (このIDを非表示/違反報告)
おいぬ(プロフ) - ぽぽぽさん» わぁ〜本当ですか！とーっても嬉しいです( "̮ )マイペースですがこれからも読んで頂けたら嬉しいです( .ˬ.)" (2022年12月15日 20時) (レス) id: e34387800d (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽ - コメ失礼します。いつもほほえましく読ませてもらってます！おまけと言っても面白い話で、ありがとうございます。これからも応援しています！！ (2022年12月15日 19時) (レス) @page28 id: ae6b64ffe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいぬ | 作成日時：2022年8月31日 20時
