◇ ページ36
目黒side
目「亮平くん今ご飯の時間だよ〜」
亮「やーあ、いぁない……」
目「また頭痛い？」
亮「ぃたい……」
噛む度に痛みが出るみたいで、毎食食べさせるのにも一苦労。
それでも食べてもらわない訳にはいかない。
晩御飯食べずに寝る前に低血糖、なんてことになったらそれこそ頭痛に繋がるからね。
咀嚼が少なくて済むそうめんを口元に持ってく。
今はまだ痛みが弱いのか、眉間に力が入りながらもちゅるちゅるっと食べてくれた。
亮「もーいーい、」
目「えー、もうちょっと食べて欲しいなー？」
亮「いや、やなのっ……」
目「ごめんごめん…じゃあご飯また食べたくなった時のために置いとくから、それまで他のことしよう？何したい？」
ちょっとグズグズし始めそうだったから早々に身を引く。
そうだ。
佐久間くんの言ってた“ストレスを減らす”というのを実践してみよう。
目「絵本にする？デイルーム見てこよっか」
亮「あ、りょうもいっしょ」
ということでお気に召す絵本を探しにデイルームまで。
揺れる振動で頭に響かないように、当たり前のように抱っこで。
目「この前これ読んだね。こっちは？」
亮「それさっくんに読んでもらった……じゃあこれ」
めめ読んで、と言いながらマットの上で俺の膝に乗ってきた。
ほんとはご飯の時間に読み聞かせなんかしてたら他の子達に嫉妬されそうだからお部屋に戻りたいんだけど、これで少しでもストレスが緩和されるならしょうがないかな。
目「……幸せに暮らしましたとさ。おしまい」
10分ほどで読み聞かせが終わると、満足そうに手をぱちぱち。
頭痛の方はどうかな？
目「亮平くん。頭どう？」
亮「んー、さっきより痛いのない。ねぇ次これ」
目「ほんと？じゃあ一回絵本終わりにしてご飯食べよ？」
亮「んぇー、」
目「ご飯きちんと食べられたら次の絵本読んであげる」
亮「…わっかたぁ」
その代わり抱っこ！と言ってきた亮平くんを軽々抱き上げ再び病室へ。
いつもはおしゃべりしながら食べるご飯だけど、今日はあえて食べてない瞬間をあまり作らないようにせっせとお手伝い。
そのおかげで無事完食！
もちろん約束通り入浴の時間まで絵本を読まされ続けました。
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おいぬ(プロフ) - 優真さん» いつも読んでいただきありがとうございます¨̮⃝メッセージに送りましたのでご確認ください！ (11月6日 22時) (
レス) id: e34387800d (このIDを非表示/違反報告)
優真(プロフ) - こんにちは！いつも楽しく拝見しております。パスワード保護のパスワード教えていただきたいです！ (11月6日 22時) (レス) id: 3196b3602d (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - おいぬさん» とんでもないです！ありがとうございます🙇🏻♀️主さんのペースで頑張ってくださいね👍 (8月12日 11時) (レス) id: 76a37fd4ff (このIDを非表示/違反報告)
おいぬ(プロフ) - ののさん» メッセージにお送りしました！読んでいただいてるのに更新が滞っていてすみませんᐢ ; ˙̫ ; ᐢ (8月12日 9時) (レス) id: e34387800d (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - いつもたのしか拝見させていただいてます🙇🏻♀️パスワード保護されている小説を読みたいです😻パスワードを教えてください🙇🏻♀️🙇🏻♀️お手数ですがお願いします (8月12日 7時) (レス) id: 76a37fd4ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいぬ | 作成日時：2022年8月3日 22時
