ひとりの選択 ページ24
※直接的な描写はありませんが、自傷表現があります。
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目黒side
消灯時間から一時間経った病棟はかなり静まりかえる。
みんな割とお利口さんに言うことを聞いてくれるのもあるし、薬の副作用が出てきちゃう前に寝ようとしてくれる子もいる。
みんなまだまだ小さいのに自分なりに工夫してて偉いでしょ？
だから俺も眠気にやられないようにコーヒーをすすりながら記録整理……
♪〜
軽やかなメロディーを奏でるナースコールは、実は夕食の時から少し気になっていた子の部屋から。
目「はーい？亮平くん？」
亮「………めぇ…」
目「亮平くん？苦しいなっちゃった？」
消え入りそうな声に耳を澄ませながら夜勤メンバーを確認する。
どうしたの？しんどい？クーラー寒い？と思い当たることを尋ねるも、質問には答えてくれない。
亮「……っ、めぇめ…(泣)」
目「そっちいくね？」
すぐにいつもとは違う雰囲気を感じ取り、急いで部屋へ向かう。
目「亮平くんめめ来たよー。電気つけるねー、」
パチ、と電気がついて浮かび上がった亮平くんは、ベッドの上に座ったままお気に入りのタオルケットを胸の辺りまで引き上げている。
エアコンがついているとはいえ、8月の猛暑にその格好は不自然だし、何より一向に泣き止まない姿に何かあったんだと察する。
目「どこか痛い？先生呼ぼっか？確か翔太くんなら……」
亮「だめ、！」
突然声を荒らげた亮平くんにびっくりして、思わず屈んで目線を合わせる。
亮「だ、め…やめて……」
目「……亮平くん、めめまだ誰にも言わないから、どうしちゃったか教えてくれない？」
手を握って、甲を親指で撫でながら、怒ってないことだけを伝える。
浅く呼吸をしながら両手が伸びてくるからそのまま膝の上に乗せると、肩に顔を埋めた。
亮「っ……き、っちゃったぁ…(泣)」
目「……ごめんね、腕見るよ？」
巻きついていた腕を解き見てみると、左腕に数本の切り傷。
ついさっきしたものなのか、まだ薄く血が滲んでいるだけ。
どうして？
どうやって？
聞きたいことはいっぱいあったけどまずは手当が先だ。
目「救急箱取って来るね」
亮「…めめっ、」
目「うん。お話後でちゃんと聞くからちょっと待っててね」
怒ってるような雰囲気が伝わらないように、優しく前髪をかき分ける。
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おいぬ(プロフ) - 優真さん» いつも読んでいただきありがとうございます¨̮⃝メッセージに送りましたのでご確認ください！ (11月6日 22時) (
レス) id: e34387800d (このIDを非表示/違反報告)
優真(プロフ) - こんにちは！いつも楽しく拝見しております。パスワード保護のパスワード教えていただきたいです！ (11月6日 22時) (レス) id: 3196b3602d (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - おいぬさん» とんでもないです！ありがとうございます🙇🏻♀️主さんのペースで頑張ってくださいね👍 (8月12日 11時) (レス) id: 76a37fd4ff (このIDを非表示/違反報告)
おいぬ(プロフ) - ののさん» メッセージにお送りしました！読んでいただいてるのに更新が滞っていてすみませんᐢ ; ˙̫ ; ᐢ (8月12日 9時) (レス) id: e34387800d (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - いつもたのしか拝見させていただいてます🙇🏻♀️パスワード保護されている小説を読みたいです😻パスワードを教えてください🙇🏻♀️🙇🏻♀️お手数ですがお願いします (8月12日 7時) (レス) id: 76a37fd4ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいぬ | 作成日時：2022年8月3日 22時
