シェアハウス！！【浦島坂田船】

誰もいない海岸で.............. ページ8

海っていつぶりだろ？お父さんとお母さんと、中学のとき行ったきりだから、もう３年も来てないのか。


うらたん「どした？大丈夫か？まさか怖いのかwww」


『な、なんで笑うの！？ひどいよww』



うらたん「ははっwwすまんすまん。あ！ぼうさ...てい？みたいなとこいこ？？？」



『あ！防波堤ね。いいよぉ。』



うらたん「早く行こうぜー。はなしたいことがあるし、ね？」



は、なし？



『え？いいよぉ。』



あ、こわ。あれ？うらたん？なんで下の方にいってるのかな？




『ん？なんでしたの方にいってるのかな？』



うらたん「え？(コテンッ)なんでって、だれもいない所に行きたいから！(にこっ)」

『........。』


ギャーーーーーーーー！！く、くくく、首コテンッって!
こてんって！！！そんでもってにこって！にこって！
あなたは中学生くらいの元気な少年ですか！？
全国のこたぬきさん、いやcrew達、いや、全人類の皆さんすいません！ただいま天使を独り占めしてます！！


うらたん「ん？どした？急に黙っちまって、あ！トイレに行きたいのか！！我慢できなかったらそこら辺でしてこい。別に見たりしないからな。」


いや天使じゃない、前言撤回。


『いや違います。平気です。』



うらたん「.........。か、いや、なんでもない。」


？？どうしたんだろう



うらたん「そういえばさ、辛くないの？？」


『え？？』


うらたん「あ、いやさ、両親が亡くなって見ず知らずのおじさん達の家でシェアハウスしてさ。」



『え、まあ、辛いですよ。悲しいですよ。今にも泣きたいですよ。けど母が、、以前飼ってた猫が死んじゃったときに言ってたんです。「人や動物はいつか死にゆくものなの。けど死んでもいつだってあなた達の心に残るの。悲しんでたらいつまでも報われないわ。笑顔で送ってあげなさい。」って、だから私は泣きません。我慢するんです。』



ヤバい、涙が出てきそう。ダメ 我慢しなきゃ。


うらたん「〜♪泣きたいと〜きに〜〜我慢した〜こと〜自分のこ〜ころを〜いじ〜めた〜こと〜身近なひ〜とを〜〜かなしま〜せた〜こと〜大切な〜人を〜傷つけ〜たこと〜〜♪♪」


え、待って、なんで歌うの。やめて、今はっ。


『なっ、なんで泣いてるの？ダメ、泣いたらダメ。』



うらたん「なに我慢してんの？泣くの我慢してたって辛いだけだよ？」
ーーーーー
実はこの話半分ほんとなんです。
結構前に友達が亡くなっちゃって、やっと立ち直りました。

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