夜桜カナミ9 ページ6
ち〜ん、ポクポクポクポク………
初っぱなからこれはどうかと思ったが、今の状況を一言で表すとしたら私はこれしか思い付かん。
カナミ「どうしたいずみん。ついにりんりんに愛想つかされた?」
そう。我が友いずみんこと出水公平(17)は、太刀川隊の隊室においてある机に突っ伏しながらいつかの私のように独りキノコパーチィーを始めていた。
というかこれ、端から見たら
カナミ「ぶっふぉ!WWWアハ、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!ちょ、いずみん図星?wりんりんナイス!さすが私の親友!wドンマイだいずみん!WWWよねやんに教えてくる!お邪魔しました!太刀川さん!WWW」
クッソウケる光景なんだけど。
今日は柚宇ちゃんに借りてたゲームを返しに来ただけなんだけどこんなモン見られるなんて!
サイコーだね。WWWあの光景は今思い出すだけでも笑いが込み上げてくるよ。
ひとりで笑いながら廊下をスキップで駆け抜ける。
あれ?前方に障害物を発見!
透ちゃんじゃないか!
あの事件から透ちゃん怖いんだよなぁ、
よし、こうなったら最終(?)手段の無視してそのまま突撃でいこう!
さぁ、修羅場となってきました。
実況はこの私、夜桜カナミでお送りします。
距離がどんどん縮んでいく!
あと5m!
4!
3!
2!
1!
ぜぇぇぇろっ!
奈良坂「キモい」
な、な、な、な、な、な、な、な、な、な、な
なんだとぉ!
女子に向かってキモいとか言うかなぁ!?
確かに笑ってたけどそれはいずみんのせいだ!
もうすべてをいずみんに押し付けよう。
そうだ。そうしよう。
あれ?またまた障害物を発見!
ゲッ!さとりんじゃん!
うるさいからにがて。
当てられて当然の的に当てたぐらいで次当てたらおごる約束を勝手に取り付けて財布のなかを殺風景にしていくカラニガテ。
というかキライ。
佐鳥「カナミせーんぱい♪ランクせんやりましょ!ランク戦!」
カナミ「ヤダ。そうそう、いずみんとりんりん喧嘩したみた……」
佐鳥「え!?マジスカ!?ちょ、聞いてきます!」
あのやろう。なんでか知らない?って言おうとしたのに…………
にしても、ランク戦ねぇ、
久しぶりにりんりんとやろうかしら!
真意も聞きたいしねっ♪
私はまた軽い足取りで廊下をスキップで駆け抜ける。
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作者名:湯のみと参加して下さっている隊員各員 x他4人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuga kanoshi/
作成日時:2015年3月11日 21時