検索窓
今日:17 hit、昨日:5 hit、合計:9,852 hit

本田凛34 ページ13

人気のない廊下を只、ひたすらに歩いていく。



凛:…はぁ…っは………絶対…に…嘘…なん…でしょ………………?



壁に手をついて地面にゆっくり膝をつく。


唐突に話が進んでいく。


嘘…嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘。


本当は授けたんじゃない。棄てたんだよ。


失敗作なんて要らないんだよ。


じゃあ、此の世は嘘?


私が今まで見ていたのは、幻?



真実を知った私はどうなる…?






必要とされなくなる?


公平からも、見捨てられて、誰からも……?





,





,





,





,





そうしたら私の存在価値がない…





,





,





,





抹消される……?


皆、本当は私なんか必要としていない。





凛:ッヴ…ゲホッ…ゲホッ…



嗚呼…またか。



咄嗟に口を塞いだ手と、手から滴り落ちる赤くて少し黒い液体を見つめる。


 :あれ、本田先輩!?!?


 :本当だ。ホンダ先輩、どうしたんですか。



凛:…三雲と…クガだっけ……?


三雲:空閑。出水先輩を((凛:大丈夫だからっ…!!



凛:…誰にも、言わないで欲しい…。私がここで吐いた事………。心配掛けられない。今は、赤城を優先的な時期だからっ……!!お願い…!!


こんな悲痛な顔、二人にとっては、初めてだった。

本田凛35→←本田凛33



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:湯のみと参加して下さっている隊員各員 x他4人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuga kanoshi/  
作成日時:2015年3月11日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。