本田凛34 ページ13
人気のない廊下を只、ひたすらに歩いていく。
凛:…はぁ…っは………絶対…に…嘘…なん…でしょ………………?
壁に手をついて地面にゆっくり膝をつく。
唐突に話が進んでいく。
嘘…嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘。
本当は授けたんじゃない。棄てたんだよ。
失敗作なんて要らないんだよ。
じゃあ、此の世は嘘?
私が今まで見ていたのは、幻?
真実を知った私はどうなる…?
必要とされなくなる?
公平からも、見捨てられて、誰からも……?
,
,
,
,
そうしたら私の存在価値がない…
,
,
,
抹消される……?
皆、本当は私なんか必要としていない。
凛:ッヴ…ゲホッ…ゲホッ…
嗚呼…またか。
咄嗟に口を塞いだ手と、手から滴り落ちる赤くて少し黒い液体を見つめる。
:あれ、本田先輩!?!?
:本当だ。ホンダ先輩、どうしたんですか。
凛:…三雲と…クガだっけ……?
三雲:空閑。出水先輩を((凛:大丈夫だからっ…!!
凛:…誰にも、言わないで欲しい…。私がここで吐いた事………。心配掛けられない。今は、赤城を優先的な時期だからっ……!!お願い…!!
こんな悲痛な顔、二人にとっては、初めてだった。
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作者名:湯のみと参加して下さっている隊員各員 x他4人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuga kanoshi/
作成日時:2015年3月11日 21時