元ゼロ所属の救済人【警察学校組】【名探偵コナン】

３３：ビールとウイスキー ページ35

『何飲むー？缶ビール色々あるけど』
「オレ！！」
『はははっ、はいどーぞ』



ビールと言った後にスコッチウイスキー(過去の自分)を頼む景光に思わず笑いを溢しつつそれを手に取って彼に渡した




「え？え？今のどういうこと？？」
「言葉足らずでも理解出来るくらい仲良くなった！」


ふー、と知らぬ間に止めていた息を吐き出す

スコッチ＝景光なんてバレたらこの人らは警察だ、組織に関わりにいってしまうかもしれない



死のうとしてたのを止めたのになんで死んだことになってるのか、なんで今まで連絡が取れなかったのか、っていうところでバレる可能性も結構ある



それでも、原作をこれ以上ねじ曲げて組織壊滅が出来なくなったり彼らが傷付いてしまったりということがあったら駄目だ




ナイス、景光





「A、一本くれ」
『あ、これでいい？』



陣平がリビングの床に機械を置いてそう言うから、作業したいだろうし弱めがいいだろうと思って度数弱めのビールを差し出す


頷いたのでそのまま彼の手に渡した




キッチンで景光がコップに氷を入れるカラン、という音を聞きながら今度は研二に尋ねる




「んーー、積もる話もあるし取り敢えず度数そんな強くないやつ二本ちょうだい！」
『OK』


冷蔵庫から二本缶を取り出し、研二に渡してからわたしはバーボンを自分用に取り出した


「お、今日はそれ？」
『うん。スコッチと来たらバーボンとライ二択じゃんね』
「ああ、Aあいつのことあんまり好きじゃなさそうだもんな」
『好きじゃないっていうか...わたしは一途な人が好きっていうか......』
「やっぱそこだよな...」



あいつの欠点なんて女関係の話が酷いことと人を煽るとこぐらいだ、と遠回しに外見と能力を褒める景光

赤井さんあんまり得意じゃないんだよ......(推しと好き嫌いが連動するタイプ)

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