元ゼロ所属の救済人【警察学校組】【名探偵コナン】

１０：松田陣平 ページ12

そして景光を救済して１年経った１１月７日




『爆弾あるけど何も感じない』


「そりゃ大層図太いこった」


『いやあんたのせいだし！？』




わたしは今陣平と二人で例の観覧車の中にいる


そして目の前には爆弾。


普通ならいくら知っていたからといって動揺くらいはするのだ


しかし覚えているだろうか？
わたしは既に隣にいる彼のせいで爆弾に緊張感を抱けなくなっていたのである


つまりそれが指すことは......




『暇だなぁ、病院の方終わったかな』


「んなの知らねえよ。
ま、アイツが万が一失敗したとしたら俺らは仲良く心中だな」


『確かに』




爆弾を前にほのぼの雑談であった


まあ喋っている内容はほのぼのとは言えないが。


次の瞬間、わたしの携帯が着信を知らせる




『はぁい、もしもしー？』


《なにその聞いてるこっちの気が抜ける応答は！？》




電話を掛けてきたのは陣平の親友、研二だった


わたしは予めもう一つの爆弾がある米花中央病院に
彼を爆発物処理班への依頼として送っていたのである




『あはは、徹夜中でさ』


《......何徹？》


『４！』


《俺には縁のない言葉をさらっと...！！
しかも数字も規格外！！！！》




電話越しでも驚愕する顔が見える気がして思わず笑いを溢した

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