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じゅうはち ページ19

Noside



「血の匂いがするね」



綺麗なピンクの髪の毛を三つ編みにした黒のロングコートの女がある家の前に立ちながら言った



「血と...悪魔の匂い、あと人間が5人」



これだけ血の匂いが濃いのなら人間はもう全員死んでいるだろう

女はそう確信して、家の扉を開くと



「...へぇ」



悪魔の死骸と人間の女の死体1つ、人間の男の死体1つ


そして


生きている人間の女1人がその場所に倒れていた



「この血の匂いは人間4人と悪魔の血か」



女は生きている人間の元に跪く


この子がこの悪魔を殺したのか、それともこの子の家族が命を懸けてこの子を守ったのか


とりあえず保護しないといけないね



「貴様、何者だ」


「おっと...それは私の台詞じゃないかな」



床に倒れている女の子に触れようとしたら首筋に当てられる剣

なんの気配もしなかったのにどこから...


しかもこの匂い



「キミ、悪魔だね?」


「それがなんだというのだ。その汚らわしい手を主から退けろ」


「汚らわしいなんて酷いな。キミの大切なこの子には何もしないよ」



主、というからこの悪魔とこの子は契約をしているのか

女はふふ、と笑い自身の首筋に当てられている剣を退けて悪魔の方を向く


金髪の女だ



「私は公安のデビルハンターなんだ。ここに来たのは悪魔を退治するため。だけどこの家族を殺した悪魔はもう既に殺されている。それはキミがやったの?」


「あぁそうだ。主に手を出そうとしたあの雑魚をこの手で殺した」


「そう。キミとこの子は契約しているんだね?」


「あぁ。主と”我ら“は契約している...といってもこちらが一方的に、だが」



一方的に契約...この子が自ら望んで契約した訳では無い...?
女はそんなことがありえるのか、と考えたが一旦思考を放棄した



「そう。ならこの子が大事だよね?
ここにいたらこの子が危ない。病院へ連れていくのが1番だと思うんだ。ここにいたら血の匂いを辿ってきた悪魔に殺されるかもしれないしね」


「...貴様、主に何もしないと誓うか」


「うん、誓うよ。この子には手は出さない」



金髪の女ははぁ、とため息をついて倒れている女の子の影に消えた



「...中々面白い子を見つけちゃったな」



女は自分のコートを倒れている女の子にかけて横抱きにして、車で病院へ向かった

じゅうきゅう→←じゅうなな



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白亜(プロフ) - 奥山乃愛さん» ありがとうございます! (2022年10月23日 11時) (レス) id: d636466680 (このIDを非表示/違反報告)
白亜(プロフ) - ゆきさん» マキマさんといったら生姜焼きという方程式が私の頭の中で出来上がってるんです笑笑 ありがとうございます!頑張りますね! (2022年10月23日 10時) (レス) id: d636466680 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主噂されて凄いな〜絶対学校1の人気者なんじゃない?無理せずに頑張ってくださいね! (2022年10月23日 4時) (レス) @page47 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - よんじゅうにの最初の方でマキマさんが生姜焼き頼むのおもろいですね…wこの作品大好きです!応援してます! (2022年10月23日 3時) (レス) @page47 id: a05e9c9f42 (このIDを非表示/違反報告)
白亜(プロフ) - 奥山乃愛さん» 頑張ります! (2022年10月22日 22時) (レス) id: d636466680 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白亜 | 作成日時:2022年10月14日 23時

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