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伍拾弐 ページ4

「こいつはあれだぜ。
この土地の主、この土地を統べる者。
この長さ、威圧感、間違いねぇ
今は眠ってるようだが油断するな!」

「いや汽車だよ、知らねぇのかよ」

「この土地の守り神かもしれないだろう。
それから急に攻撃するのは良くない」

「いや汽車だって言ってるじゃんか。この田舎者が」

「猪突猛進!」

駅にてかまぼこ隊を発見。掛け合い可愛すぎないか?あ、警察来た。逃げてる。

『こんにちは』
「Aさん!?なんでここに」
『今日は君達と同じ任務。煉獄さんと合同任務でもあります』
「柱2人がかりの任務!?いやー!!俺帰る!!」

警備が来るといけないので善逸の口を手で塞ぐ。静かにね、というと顔を赤くした。

『あ、今警備いないみたいですね。行きましょうか』
「はい!」
「おっしゃあ待ってろ主!!」

赤い顔から我に帰り、いーやー!!と泣き叫ぶ善逸を連れて汽車に乗り込んだ。









「うまい!うまい!うまい!」
「煉獄さん、あの」

汽車の中。
駅弁を次々と掻き込む煉獄さんを発見。
目立ちすぎや。すぐ分かったぞ。

「うまい!!!」
「や、それはもう充分分かりました」
『あはは…』

ただの食いしん坊じゃないのか、と善逸は言う。うん、食いしん坊ではあるかもしれん。

「よもやAも一緒とはな!」
『はい、久しぶりの合同任務ですね』
「うむ!」

ここに座るといい、と隣を示す煉獄さん。
いやそれ私に言っちゃダメ、炭治郎くんの席だからそれ。

『あぁいえ、炭治郎君が座ってください』
「えっ!それは申し訳ないです!」
『しかし席がありませんし』

どうやらこの列車は席が決まっていないらしく、辺りにも空席はない。

「む、ならばこうすればいいだろう」
『へっ?』

腕を引かれ、私は座る。
煉獄さんの股の間に。





…いやいや近い!これは近い!
心臓がやばい、顔絶対真っ赤だ今。

「Aさんから凄い音がする…」
「いつも匂いが薄くて感情が分かりにくいのに…」

何も言うな。

「わはは!さぁ溝口少年、ここに座るといい!」
「失礼します!あと竈門です」

炭治郎は隣に座った。
うん、暫くこれなの?

炭治郎が煉獄さんに事情を説明していた。
何も耳に入ってこねぇ。

「“ヒノカミ神楽”という言葉も初耳だ。
君の父がやっていた神楽が戦いに応用できたのは実にめでたいがこの話はこれでお終いだな!」
「えっ!?ちょっともう少し」
「俺の継子になるといい、面倒を見てやろう!」

話聞いてあげて。

伍拾参→←伍拾壱



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Haruka(プロフ) - 煉獄さん推しなのでとても感動しました。 (2021年9月10日 22時) (レス) id: c2932dcf70 (このIDを非表示/違反報告)
ナキサ(プロフ) - 蓬莱寺さん» ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2021年1月12日 23時) (レス) id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)
ナキサ(プロフ) - すみっコぐらし好きの隅華(仮)さん» すみません、中々時間が取れなくて…!!続きを待ってくれているのはとても嬉しいです、ありがとうございます! (2021年1月12日 23時) (レス) id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)
蓬莱寺(プロフ) - 続き気になります。更新楽しみにしてます (2021年1月12日 8時) (レス) id: de353d3df7 (このIDを非表示/違反報告)
すみっコぐらし好きの隅華(仮) - 早く更新して下さい!お願いします!m(_ _)m (2021年1月6日 20時) (レス) id: d6919b39a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナキサ | 作成日時:2020年12月19日 2時

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