【煉獄杏寿郎】全力で救いたい！【トリップ】弐

漆拾伍 ページ28

と、いうことで。
煉獄さんにご紹介した。

『見てください！私の可愛い可愛い継子です！』
「そうか！Aもとうとう継子を取ったか！可愛いかは知らんが！」
「俺だって自分を可愛いとは思ってねぇよ…」

何をっ！？こんなにも可愛いのに！
フサフサの髪はわんこのよう！

…それを言うなら煉獄さんもか。
わしゃわしゃしたい。

「Aが稽古をつけるならば確実に強くなるだろう。運がいいぞ、君！」
「はぁ」
「む、はっきりしない返事だな！」

どれ、まずは俺が礼儀共々教えてやろう！と獪岳を連れていってしまった。
あるぇ？私の継子…あるぇ？？

帰ってきた時にはぶるぶる震えて礼儀正しくなった獪岳がいた。何があったんだ…？









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「あーあァ、羨ましいことだぜぇ。なんで俺は上弦に遭遇しないのかねぇ」
「こればかりはな。遭わないものはとんとない。甘露寺と時透はその後体はどうだ」
「あっ、うん！ありがとう、随分良くなったよ」
「僕も…まだ本調子じゃないですけど…」

緊急で開かれた柱合会議。
時透無一郎と甘露寺蜜璃から、痣の発現条件を聞き出すために今回の柱合会議は開かれた。

無一郎曰く。
心拍数が二百を超え体温も三十九度以上だったとのこと。
通常なら死んでしまう状態だが、そこで死ぬか死なないかが痣が出る者と出ない者との分かれ目らしい。

うん。一ついい？
心拍数が200超えたとかよく分かったな？
天才か？天才だったわ。

あー私も痣を出したい。
蜜璃ちゃんがメキメキィって感じ！って言ってたけど。流石にわかんないかな。うん。可愛いからよし。

「一つ提案がある…」

義勇さんと不死川さんが揉めている時、バシィンと手を叩いて言ったのは、悲鳴嶼さん。

そう、とうとう始まる。
柱稽古が！


宇髄天元、煉獄杏寿郎の基礎体力向上訓練

甘露寺蜜璃の地獄の柔軟

胡蝶しのぶの回避訓練

時透無一郎の高速移動の稽古

伊黒小芭内の太刀筋矯正

冨岡義勇の判断力向上訓練

AAの不自由運動訓練

不死川実弥の無限打ち込み稽古

悲鳴嶼行冥の筋肉強化訓練


どうやら義勇さんは普段から私があなたは立派な柱ですと洗脳()し続けたので柱としての自覚を持ったようだ。

しのぶさんは藤の毒を摂取していないので、体を動かしても大丈夫なため参加。

「なぁ、お前の不自由運動訓練って何」
『手足を失った時でも動けるようにする訓練です』
「派手にヤベェやつだなお前！確かに重要だが！」

そんなに引くなよ。

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