〇2020:夢の時間【K/ウール】 ページ9
あさまるちさん、リクエストありがとうございます！
「げーむせんたー？」
「そう、行ってみない？」
聞きなれない単語に首をかしげるのは、タイムジャッカーのウール。
タイムジャッカーのみんなは、普通の人が知らないことを知っている代わりに、普通の人が知っていることを知らない。
「それって何するところ？」
「んー…簡単に言えば、めーっちゃ遊ぶとこ！」
遊ぶという単語にウールは目を輝かせた。
「莉乃がどうしてもって言うなら、一緒に行ってあげてもいいけど？」
「ふふ、素直じゃないなぁ。オーラも一緒にどう？」
「パス。興味ないから。」
相変わらずクールなオーラと、誘っても問題しか起こさないであろうスウォルツは置いて、私たちは手近なゲームセンターへ向かった。
「ここがゲームセンター…音でか…！」
「あっはは、最初はそう思うかも！さ、行こ！」
中へはいってからウールのテンションは上がる一方で、私は色んなゲームの説明をしてあげた。
「楽しい？」
「うん！こういうの初めてだし！」
さきほど運良くとれたおっきなウサギのぬいぐるみを両手でギュッと抱え、ウールは笑った。
「ねぇ莉乃、あれなに？やってみたい。」
ウールが指さしたのはプリクラだった。
「あ〜、うん、いいよ！あれはね、写真を撮る機械なんだ。」
「へー…？」
いまいちピンと来ていないウールを1番近いプリクラ機に押し込む。お金を入れると、可愛い声でアナウンスが流れ始めた。
「え、喋った…。」
「ほらほらウール！ぼーっとしないで！撮られるよ！」
アナウンスにしたがって、ピースしたりハートを作ったり、ウールに「次はこうして！」と言いながら撮影ゾーンが終了。
「次はお絵描き！」
「お絵描き？なにに書くの？」
「さっき撮った写真だよ！」
お絵描きブースのイスにウールを座らせたんだけど、何をしていいのかわからないみたいでペンを片手にずっと固まってる。
「なんでもいいんだよ？好きに思ったことを書けば！この1枚はウール専用にするから、自由にやってみて？」
そう言って私は、ほかの5枚をデコレーションした。
それにしても、男の子なのに私より写真映りが良くて色白で…なんなんだこの美貌。ラクガキしてて楽しいからいいんだけど。
まもなくして終了のアナウンスが鳴った。
ブースを出て、発券口に屈む。
「お、出てきた。はいこれウールの分。」
「ありがと。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかげ(プロフ) - スピカブラックさん» すみません、だいぶ前に書き上げていたのに、公開したつもりになって非公開のままで…お待たせしました！！ (2020年6月12日 23時) (
レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
みかげ(プロフ) - 瑠花さん» お久しぶりです瑠花さん！！！バーニングな迅さん、難しかったんですけどもうなんか大人にしとけばいいだろうと思って書きました！！(おいこら)いつもコメントしてくれてほんとにありがとうございます！またリクエストしてくださいねーー！！ (2020年6月9日 1時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
みかげ(プロフ) - スピカブラックさん» かしこまりました！しばしお時間いただきます！ (2020年6月9日 1時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - みかげさん» お久しぶりですみかげさんー!!!しばらく見れてなかったんですがバーニング迅さん!!!ほんとに初ですかってくらいバーニング迅さんでした!!!!素敵な迅さんをありがとうございます!!体調等色々気をつけてお過ごし下さい…！ (2020年6月8日 9時) (レス) id: 8c3e454506 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクで時雨で甘で書いて欲しいです！ (2020年6月8日 1時) (レス) id: d87ef36352 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みかげさん@仮面ライダー | 作成日時：2020年1月2日 11時
