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「よぉ。プテラードンおるか？」
「ん？ナダ、プテラードンに用事？」
たどり着いたのは普通の家。ナダは中にいる仲間の女の子とお話中だ。
「正確には俺やのうて、こっちの子や。」
「わ…！」
見つからない位置に隠れていたのに、ナダに手を引かれて皆の前に飛び出す形になってしまった。
視線が痛い。
「ナダ、この子は？」
青髪の青年が尋ねる。
「さっきそこで会ったんや。空のリュウソウ族らしいで。」
「なに？空の？」
真っ黒な男の人が、いぶかしげに私を見てくる。目線のとげとげしさがすごい。どうやら空のリュウソウ族を知っているようだ。
「おぉ、オトちゃん！すまんな、プテラードンちょいと貸してくれ。」
「？…わかりました、ぴーたん！」
ぴーたんと呼ばれて出てきたのは、なんだか丸っこくて小さい青の騎士竜。
「まさか…プテラードン…？」
「げ、莉乃じゃねーか…！」
そんなことがあるはずない、と思ったが…どうやらこの小さいのが空の騎士竜プテラードンらしい。
「あなた、その小ささはなに？というか、勝手にいなくならないで。探しに来る私たちの身にもなってよ。」
「会って早々、小言かよー…。オト、助けてくれー！」
「あ、ちょ、待ちなさい！」
よろよろと不甲斐なく背の低い女の子のもとへ行くプテラードン。情けない…。
「はぁ…今日中に連れて帰るのは、無理そうかな…。」
「それなら、ウチに泊まってく？」
リュウソウ族ではない女の子が、唐突にそう言った。
「うい！それめっちゃいいアイデアじゃん！！女子会ってやつしようよ！」
「オトも泊まらせてもらったらどうだ？みんなが一緒なら、兄ちゃんもモサレックスも安心だ。」
ちょっと待って。なんか私が泊まる方向で話進んでませんか…？
「やっぱりここの連中はいつ見ても愉快やなぁ！ここまできたら、多分もう帰れへんで？どや、掟は掟と思うてるかもしれんけど…。たまにはこういう日があってもええんちゃうか？」
ナダの言葉が胸に刺さる。たしかに私は、今まで掟を理由に周りを遠ざけていただけだったのかも。
「それじゃあ…お言葉に甘えて。」
「やったぁ！私はアスナ、こっちはうい、カナロの妹のオトちゃん！よろしくね！」
「ナダも一緒に泊まっていくだろ？」
コウのにこやかな視線がナダへ向かう。
「…ま、たまにはええか！」
「みんなでお泊まり、豪華ですね！」
オトちゃんの一言に場の空気が一気に高まった。
たまにはこういう日も、ね。
〇2020:夢の時間【K/ウール】→←小さな出会い【S/ナダ】
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みかげ(プロフ) - スピカブラックさん» すみません、だいぶ前に書き上げていたのに、公開したつもりになって非公開のままで…お待たせしました！！ (2020年6月12日 23時) (
レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
みかげ(プロフ) - 瑠花さん» お久しぶりです瑠花さん！！！バーニングな迅さん、難しかったんですけどもうなんか大人にしとけばいいだろうと思って書きました！！(おいこら)いつもコメントしてくれてほんとにありがとうございます！またリクエストしてくださいねーー！！ (2020年6月9日 1時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
みかげ(プロフ) - スピカブラックさん» かしこまりました！しばしお時間いただきます！ (2020年6月9日 1時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - みかげさん» お久しぶりですみかげさんー!!!しばらく見れてなかったんですがバーニング迅さん!!!ほんとに初ですかってくらいバーニング迅さんでした!!!!素敵な迅さんをありがとうございます!!体調等色々気をつけてお過ごし下さい…！ (2020年6月8日 9時) (レス) id: 8c3e454506 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクで時雨で甘で書いて欲しいです！ (2020年6月8日 1時) (レス) id: d87ef36352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかげさん@仮面ライダー | 作成日時：2020年1月2日 11時
