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伝えたいことは言葉で【S/ナーガ】 ページ11

私の恋人、ナーガレイ。彼は感情が希薄だ。

「ナーガ!ねぇナーガってば!」
「なんだ。」
「なんだ、じゃないよもう…。」

物事への関心もあんまりなくて、私が髪をばっさり切っても、いつもと違うメイクをしても、何も言わない。もしかしたら気づいてさえいないのかもしれない。

「今日のメイク、どう?」
「あぁ、とても莉乃に似合っている。」

だからこうして、気づいてほしいことは全部私から切り出している。
それでもナーガはいつもいつも、今みたいに「似合っている」としか言わないんだ。

「…ほんとにそう思ってる?」
「どういう意味だ?」
「ごめん、ナーガに言っても意味無いよね…。」

勝手に変な期待をよせて、それに応えてくれないナーガになんとなくイライラして。そんな自分が嫌になって、次第にナーガと会わなくなった。

「はぁ…もう10日近くナーガと話してないや…。」

このままナーガから恋愛感情がなくなって、自然消滅しちゃうのかな…なんて。そんなことを思っていたある日のロビーでのこと。みんなの会話が遠くにいた私に聞こえてきた。

「んで、ナーガはどうしたわけ〜?」
「俺は、莉乃と仲良くしていたい。」
「それなら、その気持ちをちゃーんと莉乃にぶつけなきゃ!」

バランスとハミィが、ナーガの話を聞いてあげているようだ。話題は私のことらしい。

「料理はシェフの愛情が決め手。ナーガも莉乃を想うなら、言葉にして伝えないと!」
「女の子は、しっかり伝えてもらわないと不安になってしまうものなんですよ!」

スパーダとラプターのアドバイスが続けざまに聞こえる。

「みんなして私の話?」
「莉乃。」

ロビーに入るなり、ナーガが私の目の前に立ってこちらを見てきた。身長差があるため、私が見上げている形になる。

「莉乃。俺は、莉乃がどうしてほしいのかわからない。だから、教えてほしい。」

ナーガの後ろでは、みんなが(ナーガ、頑張って!)といった目線を送っている。

「ごめんねナーガ。私、ちょっとでも褒めてほしかっただけなの。気づいてほしかっただけなの…。」
「そうか…。」

「莉乃が俺のために変わっていることには、気づいていた。」
「え!?」

私を含め、全員が声を上げる。

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みかげ(プロフ) - スピカブラックさん» すみません、だいぶ前に書き上げていたのに、公開したつもりになって非公開のままで…お待たせしました!! (2020年6月12日 23時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
みかげ(プロフ) - 瑠花さん» お久しぶりです瑠花さん!!!バーニングな迅さん、難しかったんですけどもうなんか大人にしとけばいいだろうと思って書きました!!(おいこら)いつもコメントしてくれてほんとにありがとうございます!またリクエストしてくださいねーー!! (2020年6月9日 1時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
みかげ(プロフ) - スピカブラックさん» かしこまりました!しばしお時間いただきます! (2020年6月9日 1時) (レス) id: 042acd99ca (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - みかげさん» お久しぶりですみかげさんー!!!しばらく見れてなかったんですがバーニング迅さん!!!ほんとに初ですかってくらいバーニング迅さんでした!!!!素敵な迅さんをありがとうございます!!体調等色々気をつけてお過ごし下さい…! (2020年6月8日 9時) (レス) id: 8c3e454506 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクで時雨で甘で書いて欲しいです! (2020年6月8日 1時) (レス) id: d87ef36352 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みかげさん@仮面ライダー | 作成日時:2020年1月2日 11時

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