3 トラウマ ページ17
＊
ふと、目が覚めた。天井と、ベッドの枕元にぶら下がってるカーテンが見える。視界の右端には点滴、左端には何かの機械。
身体中が痛い。座ろうと力を入れようとしても、入らない。もしかしたら、全身強打したのかも……
「氷華！」
ガラガラ、と病室のドアが開いて聞きなれた声が聞こえてきた。ドアの方に視線を向けると、いつもの彼なら絶対しないような、慌てた表情のお父さんが居た。
炎「よかった……氷華、痛いところはないか？ 気分はどうだ？ とりあえず、ナースコール……」
気分はまぁまぁ、全身が痛い。口元にあるのは酸素マスク……？ これのせいで上手く声が出ないけど……
お父さんがナースコールしたのか、先生と看護士さんが来た。どうやら動くベッドだったらしく、看護士さんがベッドの隣にある小さめの机の上からリモコンを操作したら背もたれが出来て、ベッドが椅子みたいな形になった。
先生が酸素マスクを外してくれて、色々教えてくれた。
・私が気絶した後、瀬古杜岳は全焼してしまった事
・炎は2000度を超えていたらしく、燈矢兄の遺体は残らなかった事
・火災の上昇気流で炭化した骨も粉となって散ってしまった事
・
・消防車や救急隊が到着した時、私の周りには氷が少し残っていて、自分で個性を使って自分の身を守ったのでは、と考えられる事
・そのおかげで、火傷はしてるものの軽めだった事
そして、その日から1週間経ってる事
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レゼ推し部部長ヒスイ - 文章力すごい、梶裕貴さんいいよね (2023年1月30日 12時) (
レス) @page2 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
いちいちか - 私、暗殺教室とヒロアカ好きだけど、なんかビミョーにおもしろくなかったです。 (2022年8月21日 16時) (レス) @page48 id: 6983203fad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せな | 作成日時：2022年6月2日 19時
