４５ ページ45
私の背後から聞こえた声。
次の瞬間には、その声の持ち主は私の顔を覗き込んでいた。
あや「わっ！」
ほかの人たちが楽しんでテニスをしている声は遠くに聞こえていて、
誰もここに来るはずがない。
と思っていたから思わず声が出てしまった。
この声が大貴くんに聞こえて私に気づいてしまったらどうしよう。
慌てて口を手で抑える。
「あはは、大丈夫だよ。大ちゃんは気付かない。だって、お楽しみ中だよ？」
肩を揺らしながら笑う。
この人は大貴くんの事、知ってるんだ。
しかも、ただ知っているだけじゃなくて大貴くんがいつもここで彼の言う『お楽しみ』をしている事も。
「へたっぴちゃん今日は1人で来たの？」
なんで来るのが2回目って知ってるんだろう？
なんで私はへたっぴちゃんって呼ばれてるの？
急に現れた謎すぎる人物に対して、たくさんの疑問が浮かぶ。
あや「へたっぴちゃんって私のことですか？」
「当たり前じゃん。てかまずここにへたっぴちゃんと俺とあの人たちしかいないしね？」
そう言って、ベンチの方を指差す。
まだまだ夢中だ。
さっきよりももっともっと深く絡み合っていて、見ているこっちまで恥ずかしくなる。
「ふーん、へたっぴちゃんは大ちゃんが好きなんだね。」
なんで。最近なんで私はすぐに好きな人がバレるの？
涼介くんは冗談で言ったつもりだったって言われたけど、結局バレちゃったし、この人に関しては初対面なはずなのにな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 546人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とあ(プロフ) - kaka4570aさん» 良かったです(*´艸`)更新楽しみにしておいてください！ (2020年2月9日 23時) (
レス) id: def37ff45b (このIDを非表示/違反報告)
とあ(プロフ) - ふるはさん» 行っちゃいましたよ〜汗 私も主人公ちゃんに幸せになってほしいです！でももう少しかかるかな、、笑 (2020年2月9日 23時) (レス) id: def37ff45b (このIDを非表示/違反報告)
ふるは(プロフ) - 何かとドキドキハラハラします。主人公ちゃんが幸せになる事を祈ります。っていうか1人でサークル行っちゃいそうですよね。 (2020年2月6日 7時) (レス) id: e713ca3791 (このIDを非表示/違反報告)
kaka4570a(プロフ) - とあさん» ファン一号、！？嬉しすぎます、、こちらこそ宜しくお願いします(TT) (2020年1月29日 0時) (レス) id: dd0a0b4b72 (このIDを非表示/違反報告)
とあ(プロフ) - kaka4570aさん» 嬉しくて禿げます(/--)/ファン1号として宜しくです！笑 (2020年1月28日 22時) (レス) id: def37ff45b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とあ | 作成日時：2020年1月20日 13時
