ねぇ、だいすきだよ。Daiki.A

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「お会計、33500円です。」






あや「えっ」






スーパーで3万超！？







食べ盛りの男子高校の為にお買い物してるお母さんですか。






それぐらいのレベルで高くない？









侑李「これで。」









スっと私が出すよりも先にカードを店員さんに渡した侑李。









あや「そんなの悪いよ、元々私がお礼として作るんだし。しかも私もお菓子入れちゃったよ？」









まさか払ってくれるなんて思ってなくて焦りながらお金を返そうとする。









侑李「んー？あやは作ってくれるんでしょ？それがお礼だもん。材料費は僕が払います。お菓子は僕にも分けてくれるよね？」









そう言って私からのお金ではなく、店員さんから袋を受け取ってスタスタ歩き始める。









たまに見せる男らしいところにキュンとする。









いや、私達は高校からの仲だしね。









いつもツンツンな侑李に慣れすぎてびっくりしてるだけだね、きっと。









侑李「1人でキュンキュンしなくていいから。今更じゃん、僕がかっこいいのは当たり前だし。まぁいつも可愛さが目立ってるからね。そんなことよりも早く歩いて。」









歩くスピードを一切変えずに言って、少し照れくさそうな私の親友。









あや「そうだね、侑李かっこいいもんね〜」









なんてふざけながら、ありがとうの気持ちも込めてゆうりの背中に抱きついた。

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