ねぇ、だいすきだよ。Daiki.A

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あや「大貴くん、もうお昼の３時だよ。
私大学、大学行かないと。」









大貴「あー、そうか。
３時！？６限って３時過ぎから開始だよな？」









あや「うん。もう無理だよね。」









さっきまでほんのさっきまで









なにがなんでも大学に行かなければ。と思っていたのに、









大貴くんと目覚められる朝があまりにもふわふわしてて。









もう、お昼なんだけど。









大貴くんは私のこと好きじゃないくせに。









大貴くんは甘い雰囲気を作るのが得意なんだな。









大貴「悪い、俺が起きなかったから。」









悪い、なんて謝ってるけどまだ外さないんだね。









寝てるときもすごく強かったけれど、今はそれよりも強い力じゃないかな。









巻き付いてくる腕と足。









あや「うん、もういいよ。私も起きれなかったし。」









二人とも寝起き悪いね？









なんて、勝手にアラーム解除されたとしか思えない通知を見て笑う。









こんなに近くにいるのに









こんなに抱き締められているのに









私たちは恋人でもなければ









からだの関係でもない。









ただの先輩、後輩なんだって。









彼も同じこと思っているのかな。

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