ねぇ、だいすきだよ。Daiki.A

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そこまで知ったうえで私が言ってることが大貴くんには伝わっているのかな？







大貴「とにかく、あやが入ってもいいような可愛い幼稚園じゃないから俺には紹介できない。」







ここまで言われたら私だって言い返すしかない。








あや「大貴くんはいつも私のことをお子様って言うけど、私だってもう２０歳だよ？お酒だって飲めるし、タバコだって吸おうと思えばいくらでも吸えるよ。」






数分前までの涼介くんがいたふわふわした雰囲気はもうどこを探しても見つからない。









大貴「どうすんだよ。お酒飲める年齢になったって、無理やり飲まされて襲われたらどうすんだよ。そこまで考えてるのかよ。大体２０歳って言っても俺からしてみればまだまだ子どもだよ。」








いたいところを突かれて、苦しくなる心。







子どもだっていつも大貴くんは言ってたけれど、それでも大貴くんと対等な立場に立ててると思ってた。








このまま私が頑張り続ければ本当に大貴くんの隣に並べると思っていた。









でも無理なんだ。









大貴くんにとって私は妹みたいな存在でしかないんだ。








あや「ちゃんと分かってるもん。襲われても、『そういうこと』をされても良いって思ってるから紹介してって言ってるの。」









言ってしまった。









素直にごめんなさいと謝れば許してくれるはずのに、さっきの大貴くんからの言葉にショックを受けて、思ってもいないことを言ってしまった。









ほんとは大貴くん以外と『そういうこと』になるなんて考えたくもない。

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