第2話 ページ2
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「喜んで引き受けた?」
「あぁ、下僕同然の俺にこれほどの名誉はないと」
昌文君が不思議そうに頷いた。
部屋の外で見張りをしていた私は、贏政様と漂がどのような話をしていたのかわからなかったが…
影武者を喜んで引き受けるなど、理解し難いな。
「これで影武者の心配は要らぬか」
今までの影武者は顔を見せることが出来なかったからな。
きっと今まで以上に敵が気付くのに時間を要するだろう。
「お前、漂と話をしなくて良いのか?」
昌文君の言葉に漂の顔を思い浮かべた。
ほんの少し見ただけだが、彼の瞳には強い光が宿っていた。
「影武者と話すことなどない」
これ以上関われば、私は__
「A」
主の声に後ろを振り向く。
すると贏政様と漂が並んで立っていた。
「贏政様、何用でございますか」
「脱出の計画について話がしたい。昌文君は漂に詳しい話をしろ」
「わかりました」
昌文君は頭を下げると漂を連れて去って行く。
二人の背中を見送ってから、私たちも部屋の中に戻った。
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心(プロフ) - 初めまして★今更キングダムにハマり初見させて頂きました!更新楽しみにしています! (2022年8月11日 12時) (レス) @page17 id: 8b8beb8b4b (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい! (2020年5月30日 21時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
Yui(プロフ) - 続き気になります!更新楽しみに待ってます! (2019年12月9日 0時) (レス) id: 7c69be82b3 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年7月11日 23時) (レス) id: d46901af11 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - みずきさん» ありがとうございます!頑張ります (2019年5月14日 20時) (レス) id: 11eeccd4df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ria x他1人 | 作成日時:2019年5月5日 16時