甘えていいんだよ？ ページ28
＿
「そう言えば、和君は？」
「ん？あぁ、和なら仕事。
雑誌の取材に行ってるよ。
本当なら、おいらの仕事
だったんだけどね。
代わってもらったの。」
私の疑問にそう答えてくれるお兄ちゃん。
「和君に、
悪い事しちゃった・・・。」
お休みの日に車を出してもらって。
お兄ちゃんの仕事も
代わりに行ってもらって・・・。
「Aちゃんは
気にしなくても大丈夫だよ？
俺らは５人で嵐。
誰かが困ったら皆で助け合う。
そうして今までやってきたんだから。」
「そうそう。
今回は我らの大事な妹の一大事。
これは５人で協力しないとだろ？
朝リーダーから連絡来た時、
マジで焦ったんだから・・・。」
翔君も潤君もそう言ってくれるけど・・・。
本当に申し訳ない。
「A？だぁぃじょーぶっ。
Aは妹なんだから。
お兄ちゃんに甘えるのも、
妹の大事なお仕事なんだよ？」
お兄ちゃんがそう言って
ギュっと抱きしめてくれる。
「Aは今まで
おいらと離れて暮らしてきて、
今までおいらに
甘えてこなかったんだから。
これからはずっと、
お兄ちゃんが一緒に居るでしょ？
もっと甘えていいんだよ？
その方が、お兄ちゃんは
うれしいんだけどな〜。」
「・・・・・・でも・・・。
私、もう、大人で・・・。」
本当は甘えたい。
でも、２２にもなって甘えられない。
お兄ちゃんにも仕事がある。
私だけが、お兄ちゃんを独占するなんて
できないよ・・・。
「そんなの関係ないよ。
AはいつまでもAでしょ？
いつまでもおいらの妹で
あることに変わりないし。
それに、みんなだって・・・。」
お兄ちゃんにそう言われて、
翔君たちの方に視線を持っていくと、
「智君だけじゃない。
俺だって、
もっと甘えて欲しいって思ってるよ？」
「リーダーの妹だからって理由じゃなくて。
Aちゃんだから。
だから守りたいって思うし、
甘えてほしいって思うんだよ？
ほら俺、嵐の中では末っ子だからさ。
Aちゃんの前でしか、
お兄ちゃんになれないし。」
翔君と潤君もそう言って、頭を撫でてくれて。
すごく暖かい気持ちになった。
＿
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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mio(プロフ) - カノンさん» 嬉しいコメントありがとうございます！読者様に楽しみと言って頂けることが、何より嬉しいです。これからも読者様の楽しみの一部になれるよう頑張ります。仕事の都合上、更新できない日も出てきますが、これからもお付き合いよろしくおねがいします。 (2018年3月5日 19時) (
レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 私mio さんの小説大好きです！更新楽しみです！頑張ってください (2018年3月5日 19時) (レス) id: 23fa94a902 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - まなさん» 嬉しいコメント、ありがとうございます。これからも皆様に楽しんで頂けるよう頑張ります！ (2018年3月1日 17時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - さたるんるんさん» コメント＆リクエストありがとうございます。この小説初のリクエスト。大切に開花させたいと思います。 (2018年3月1日 17時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - この作品大好きです！これからも応援していますので頑張ってください！！ (2018年3月1日 16時) (レス) id: d18056df61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mio
| 作成日時：2018年2月25日 21時
