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「A？迷惑じゃないから。
ちゃんと翔を呼ぼう？
じゃないともっと
大変なことになっちゃうよ？
そしたら、雅紀も悲しんじゃうよ？」
智が出した雅紀という名前に、Aはピクッと反応して。
渋々ながら、翔に連絡を入れることを承諾してくれた。
智が翔に連絡を入れると、処置セットを持って翔が帰宅した。
「A、もっと早く
呼べばいいのに・・・。」
この言葉、翔は毎回言うのだが・・・。
叶った試しはない。
手早く診察をして、点滴を繋いで。
翔が処置をしていると、いつの間にか部屋に雅紀の姿があった。
「雅紀？お前もちゃんと俺を呼べ。
じゃないと後で辛い思いをするのは、
お前らなんだから。」
「ごめん、翔兄・・・。」
雅紀は翔にそう言うと、ベッドで横になるAの元へ。
「今日はもう仕事上がったから。
何かあったらちゃんと呼べよ？」
翔がそう告げると、しっかりと頷いた雅紀。
それを確認した翔は、智と和也と共に双子の部屋を後にした。
夕方。
閉店したカフェでは
「全く・・・。毎度毎度、
後で辛い思いをするのは
あいつらなのに・・・。」
「あの２人は良い子過ぎるんだよ。
体調が悪くて呼ぶことは
悪い事じゃないのにね。」
「どうしたら、
迷惑をかけてるって思わずに、
遠慮せずに俺らを
呼べるようになるんだろう・・・。」
「すぐには無理だよ。
だから何度も言えばいい。
２人に伝えてあげればいい。
頼って良いんだよって。
迷惑なんかじゃないんだよって。」
「それしかないか。」
「それしかないよ。」
翔と智は誰もいないカウンターでそう語り合うのだった。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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mio(プロフ) - 紅音さん» コメントありがとうございます！仕事中にパッと思い付いたモノをただ書いているだけの繋がりのないお話ですが。皆様に楽しんで頂けるよう頑張りますw (2018年4月2日 20時) (
レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
紅音 - すっごく面白いです！個人的にはテレパシーの話が好きです！更新楽しみにしてます (2018年4月2日 17時) (レス) id: 7123fcbb8f (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - 桜桃さん» 嬉しいコメントありがとうございます。前後の繋がりが殆ど無い超短編集ですが、楽しんで頂けたのなら幸いです (2018年3月26日 20時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - とっても楽しみにしてます。お話がとにかく良くて、大好きな作品です。更新楽しみにしています (2018年3月26日 20時) (レス) id: 349678d199 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - カノンさん» 殆どの作品にコメントして下さってありがとうございます^ ^カノン様のように楽しみにしてくださる読者様の為にも、できる限り頑張って更新します (2018年3月24日 23時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mio
| 作成日時：2018年3月15日 14時
