俺ら伝説の７人兄弟∞ (ページ14)

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忠義ｓｉｄｅ

きぃ兄と信兄のファインプレーのお陰で、
地下でセッション出来るっ！！！

なんだかんだ言うても、みんなすぅ兄の事が
大好きやでな。

俺もそうやけど、すぅ兄のお願いには弱いねん

「章ちゃん、
　僕のベースも運んで貰ってええ？
　僕は大切な歌姫様をお連れするんでｗ」

地下室への移動が決まって、
隆兄が超笑顔ですぅ兄を背中に乗せて。

「誰が姫じゃ！！
　王子やろ！！超が付くイケメンのっ！！」

隆兄の歌姫発言に意義を唱えるすぅ兄。

「王子でええの？子供やで？王様の。」

「イケメンて・・・
　ヘンタイの間違いとちゃう？」

そんなすぅ兄にツッコミを入れる、
すぐ上の双子の兄貴たち。

「おいこら亮っ！！誰が変態じゃ！！
　女の子のエ。チな姿は、
　男なら想像して当然やろが！！なぁ？タツ！」

「いやぁ・・・
　俺に同意を求められても・・・。」

なんでや俺に火の粉が飛んできてんけどｗ

そらまぁ、
すぅ兄の言うことも分からんでもないよ？
俺も男やし・・・。

でもさぁ・・・すぅ兄まで行くと、変態だと
言わざるを得ないんよねぇ。

俺はあそこまでちゃうし。

なんだかんだと言い合いながら、地下に向かって

防音室に入ったら、今までの遊びモードやなくて一気に音楽モードになる俺ら。

テキパキとそれぞれの楽器の調整を済ませて、
亮兄が録音機材の操作をするって言ってくれて

５人で楽しく何度もセッションして。

すぅ兄も終始笑顔で歌ってて・・・。

「おーまーえーらぁー！！！
　３０分って約束やなかったんか！！！！」

信兄がいきなり防音室の扉を開いて叫んだことで我に返った。

時計を見れば、
その長針が軽く３周しとって・・・。

いつの間に？

ここの時計、壊れとるんちゃうの？

強制的に防音室の電気を切られて・・・。

俺ら５人、揃って信兄のお説教を聞きながら
各々部屋に戻っていった。

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