１３５: 意外に器用 ページ35
「ちょっとレオくん、どういう事さ！」
泉「俺すら聞いてなかったってどういう事なわけぇ！？」
月「おぉお落ち着け！助けろスオ〜！」
泉さんと２人でレオくんに詰め寄ると、司の後ろに引っ込んでしまった。
ため息を吐いて椅子に座り込み、一度落ち着けと自分に言い聞かせる。考え無しに責めるのは賢くない。
泉さんも静かになったところでもう一度口を開いた。
「レオくん、どういう事かな？説明が欲しいんだけど」
月「じゃあ単刀直入に言うぞ？KnightsとGALAXYの合同ライブだから、あんずにAを連れて来てもらった。」
「うん、ちょっと待って。なーーんにも聞いた覚えがない上に書類にサインをした覚えもないんだけど。」
月「レイに手伝って貰って秘密裏に進めてたからな！まさか本当にバレないとは思わなかったけど！わははは☆」
思わず唖然としてしまった。レオくんがこんな器用な事をやってのける人物だとはどうしても思えない。
というよりそこまでして僕とライブがやりたかったのか、という困惑が大きい。
見たところ泉さんにも秘密だったみたいだし…
「そんなに…僕と一緒にライブがやりたい？」
思っていたよりか細い声が出てしまい、凛月が励ますようにくっ付いてくる。
月「……気が付いてると思うけど、おれ少しずつ思い出してるんだよ。もちろん全部じゃなくて、楽しい事ばっかりだけど」
「うん」
月「今の楽しいままが良いって誰でも言うと思うけど、おれはそれじゃあ嫌だ。」
「なんで…？」
月「セナもAも笑ってくれたら、おれはそれで良いんだ。だけどいつまでも決別したままじゃ、心から笑ってくれないだろ？」
まだそのセリフを使ってくれる事が嬉しくなりながらも、首を振って俯いた。
「それは僕が悪かった事だから___
月「違うかもしれないじゃん」
その言葉に顔を上げた。泉さんから、悪かったのは僕だと言われているだろうに…
どうしてそこまでして僕を庇うのかが分からない。悪かったのは僕じゃない、とそう言いたいのだろうか
「なんで…このライブを企画したの」
月「それはな〜、これを歌うため！」
泉「ちょっと！楽譜をばら撒かない、で……」
「！ これ…っ」
レオくんがいきなりばら撒いた楽譜は、見覚えのあるものだった。
『いつか３人で歌おうね！』
月『そうだそうだ一緒に歌おう！』
泉『練習しないとねぇ』
あの時の…
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瑠璃烏(プロフ) - 推しが可愛すぎさん» 感動していただけた事に涙ですっ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ご期待に添えるよう、頑張ります！ (2019年11月18日 19時) (
レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 如月さん» 閲覧頂きありがとうございます！夏目くんとの関係、エピローグにて書いております(^-^) しばしお待ちを！ (2019年11月18日 19時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とてもおもしろかったです！自分的には夏目くんとの関係がみたi ��(ﾟoﾟC=(__:次回作も楽しみにしてます！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: 9471f73ad6 (このIDを非表示/違反報告)
推しが可愛すぎ(プロフ) - なんか感動と涙しかありませんでした！(あれ同じ？)好きだったので続きとかまだ見たかったですが次回作がんばってください！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: b43a5c5bee (このIDを非表示/違反報告)
黒影(プロフ) - 12月にもう1回ですか……頑張ってくださいね (2019年10月30日 17時) (レス) id: 18284fa39e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃烏 | 作成日時：2019年10月19日 1時
