１１８: 素敵な約束 ページ18
司「寒いですから、中に入りましょう？」
「うん、ありがとう」
差し伸べられた手を取ると、グイッと引かれる。立ち上がってやばい、と思った。
「疲れた…」
司「日々樹先輩？」
今までにも何度かあった、あの疲れ。息ができなくなりそうな、体が動かない重苦しい感じ。
思わず、司に寄りかかってしまう。
司「先輩！やはり体調が優れないのではっ」
「いや…大丈夫、大丈夫だよ…」
司「ですがっ…」
「ほんとに、大丈夫だから。ごめんね」
笑みをつくって手を離し、司の前を歩いた。まだ心配そうな顔のままで横に並んだ司の頭を撫でる。
今のKnightsには司がいる。きっと凛月はそれも考えて、僕に全てを明かすよう促したのだろう。
そのくらい、分かる。これでも頭は良い方だと自負しているし、零さんに認められている訳だから。
きっと司だって困るだろう。知りたいと思うだろう。全部、分かってる
ガーデンテラスの一席に腰を下ろすと、司がキラキラした目で僕を見た。
司「先日のLive、私達も見させて頂きました。」
「おお、嵐本当に呼んでくれたんだ。どうだった？」
司「素晴らしかったです！１人であの様なperformanceが出来る方が近くにいると思うと、何だか誇らしい気分なります…♪」
「あははっ、ありがとう。楽しんでくれたなら良かったよ。」
いつの間に頼んだのか、美味しそうなスイーツが運ばれて来た。美味しそうに頬張る司が、思いついた様に口にする。
司「そういえば、日々樹先輩はLiveだと一人称が『俺』になるのですね。」
「ああ……そう、約束なんだ。」
司「約束、ですか？」
微笑みを浮かべて、パフェを眺めながら言う。
「『ステージの上では、自分を隠さないこと。思うように、笑って踊って歌う』って約束。」
司「なんと…！素敵な約束ですね。」
「でしょ？あっちが覚えてるかは分かんないけど」
苦笑しながら言って、今更ハッとする。
『私達も見させて頂きました』？という事はまさか…？
流石に無いだろうと思いながらも一応尋ねる。
「あのさ…それってもしかして、レオくんも見にきたの？流石に無いよね？」
司「leaderもご覧になっていましたよ。」
「えぇっ！？」
思わず大声を上げてしまった。まさか泉さんが許すとは思わないだろう。あれだけ僕から遠ざけようとしていたのに
許したってこと…？
ぐるぐる考えていると、司が言う。
司「途中で出て行ってしまいましたが…」
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瑠璃烏(プロフ) - 推しが可愛すぎさん» 感動していただけた事に涙ですっ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ご期待に添えるよう、頑張ります！ (2019年11月18日 19時) (
レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 如月さん» 閲覧頂きありがとうございます！夏目くんとの関係、エピローグにて書いております(^-^) しばしお待ちを！ (2019年11月18日 19時) (レス) id: c14d105dae (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とてもおもしろかったです！自分的には夏目くんとの関係がみたi ��(ﾟoﾟC=(__:次回作も楽しみにしてます！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: 9471f73ad6 (このIDを非表示/違反報告)
推しが可愛すぎ(プロフ) - なんか感動と涙しかありませんでした！(あれ同じ？)好きだったので続きとかまだ見たかったですが次回作がんばってください！ (2019年11月18日 0時) (レス) id: b43a5c5bee (このIDを非表示/違反報告)
黒影(プロフ) - 12月にもう1回ですか……頑張ってくださいね (2019年10月30日 17時) (レス) id: 18284fa39e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃烏 | 作成日時：2019年10月19日 1時
