アイドルと4日目 ページ21
「遅くなりました！」
「いえ！急なのにすみません。先生の部屋に通してあります。
あの、何かあったらすぐに…押してくださいね？」
それは、各カウンセラーの部屋にある緊急ボタン。
患者さんが興奮した時や手に負えないときに押す最終手段だ。
「大丈夫。シンさんは危害を加えるようなことはしないから」
そう言って白衣を羽織りながら私の部屋へとはいると小さくなって座るシンさんがいた。
「シンさん、遅くなりました。
夜になって不安になってきましたか？」
そう訪ねながらシンさんの顔を見て思わずギョッとした。
荒く息を吐いて目を見開き、口からはヨダレを垂らしていた。
sn「はぁ……はぁ…せ、先生……」
「シン…さん？どうか、されましたか？
どこか、痛いところとか…っっ！」
両肩を掴まれたかと思えばそのまま私を机の上に押し倒した。
sn「先生……はぁ…先生は…恋人がいるんですか？」
「え…い、いないです！居ないですからシンさん落ち着いて」
sn「じゃああの男は誰ですか！！！！！！」
「あの、男…？」
sn「仲良さそうに話してました…マグカップのことや、ご飯のこと……ほら、今日はキンパだったんでしょ？！先生が一緒にキンパを食べようとしたあの男はいったい先生のなんなんですか？！」
まっ…て……なんで、そんなに知ってるの…？
だって、ジミンさんのことは誰にも…
これは、やばいかも。
私は懸命に手を伸ばしてあのボタンを押そうとする。
しかし、完全に興奮状態のシンさんは机の上のものを全て薙ぎ倒して叫ぶからボタンは床へと落ちてしまった。
「シンさん！お願いです！どけて！1度冷静になって話しましょう。彼とはなんとも無いですから」
sn「だめだよ…ダメだダメだダメだ！！！！
先生は僕のもの…先生、愛してます……！ほら、僕のものに、僕だけのものに…！」
グッと肩を机に押さえつけてシンさんの顔が近付いてくる。
やだ、やだやだやだやだやだやだ
誰か助けて…誰か、
ジミンさん……！！！！
jm「Aちゃんから離れろ！！！！」
急に肩に込められた力が消えた。
次の瞬間、私と同じ柔軟剤の匂いに包まれる。
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えびてゃん(プロフ) - ユカさん» ありがとうございます！今週中には出したいです😖 (2022年5月26日 18時) (
レス) id: cc2d7e8a3f (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - すごく面白いです。更新楽しみにしています。 (2022年5月25日 22時) (レス) id: 996863b9f6 (このIDを非表示/違反報告)
えびてゃん(プロフ) - rieさん» ありがとうございます🥹ちょっと今バタバタしているので週末頃には新しい方を出したいと思っています😖 (2022年5月25日 20時) (レス) @page34 id: 3707cdaeb8 (このIDを非表示/違反報告)
rie(プロフ) - 続きが気になります(;O;)更新楽しみにしています。 (2022年5月25日 19時) (レス) @page35 id: 946afd3eb6 (このIDを非表示/違反報告)
えびてゃん(プロフ) - 飴雨さん» こちらの作品も見ていただきありがとうございます😂 更新頑張りますね💪 (2022年5月22日 16時) (レス) id: 3707cdaeb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えびてゃん | 作成日時：2022年5月21日 16時
