【HS J】パパ活男の娘【水×赤】 (ページ17)

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【ふふっ、やっぱり涼介は頭が良くていいねぇ】

久しぶりに聞く声に思わず身構える。
中島さんが入ってきたドアからそいつは出てきた。

【あ、今はレオちゃんだっけ？まさか女の子になってるなんてびっくりだよぉ】

「うるせぇ」

【やっぱり女の子になりたかったんならおじさんに言ってくれれば良かったのに】

俺に近づき肩に手を置く。
どうしようも無い嫌悪感で震える。これは恐怖じゃない。

スルスルと胸元に手が動く。

【可哀想に。男に産まれた所為で親に捨てられ、拾われた男には身体を女にされて…。
さぞかし女という概念に苦しめられたはずなのに、逃げた先でも自ら女になって生きてるなんて、健気だねぇ。可愛いよぉ】

1つ1つシャツのボタンを外される。
抵抗する意味は無いと昔に叩き込まれている。

「…あの」

【あ？】

「お取り込み中の所申し訳ないのですが、料金のお支払いを…」

中島さんが会話に入ってきた。
俺のセリフじゃないけど、たぶん今じゃないよ中島さん。

【今は忙しいんだよ、後にしろ】

「いえ、依頼主にターゲットを合わせた時点で契約終了です。依頼主の悪趣味な性癖を待つ必要がこちらにはありません。」

【おめぇ…生意気な、】

俺に触れていた手が離れ中島さんに向く。

【いいや、元々依頼だっつって涼介に近づき過ぎでイラついてたんだよぉ】

手を上げると黒服が3人部屋に入ってきた。

「どうするおつもりで？」

【金を払う必要も無くなるし、丁度いいやと思ってね】

上げた手を振り下ろす。3人が中島さんに向けてナイフを取り出し襲いかかった。