CHANCE [tty, ry] ページ42
Setting = カフェの店員 ハーフ
(エンドが2つにわかれます。
後々触れるかもしれないのでハーフ設定を入れておきます。)
#
「すみません!ちょっと匿って下さい。」
「お願いします!」
カランカランッ、といつもより豪快にドアの音がしたと思うと2人組の男性が走り込んで来店した。
驚きの展開に店が一瞬静まり返る。
熱気で上気した頬と切羽詰まった顔で頼み込んでくる男性に誰かに追い掛けられていて匿って欲しいのだと察する。
…悪い人じゃない気がする、と一瞬考え 強盗が入ってきたかのようなカフェの雰囲気をこれ以上壊さないためにぱっと浮かんだ嘘をつく。
(しょうがないよね)
「あ、遅いですよ!バイトの面接の方ですよね?
紛らわしい言い方したらお客様が混乱しますよ。」
「…え?」
「こっちです。」
お騒がせしました〜と空気感を戻しながら男性の手をひく。
素直についてきてください、と小声でお願いすると店内の状況にやっと気付いたのかすみません、と口に出しながら着いてきた。
あー…なんだかまずいことに巻き込まれたな…。
バックヤードに入ると口を開く。
「すみません、咄嗟に嘘ついてしまって。
お客様が怯えてたのであまり大声で入って来るのは…ちょっと。緊急事態そうなのであまり強くは言えないですけど。」
それだけ伝えてパイプ椅子を二脚用意し、少しだけ座っていて待ってて下さいと断って店に戻ろうとする。
「すみません…何から何まで」
「ありがとうございます」
2人はぺこりと頭を下げて椅子に座ってくれた。
やっぱり悪い人ではなさそうだ。
ちらっと横目で見た限り、スタイルが良くてイケメンの部類だったから 多分女の子に追いかけられたとかなのかな。と一人で納得してバックヤードから店に戻った。
.
338人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フラワー(プロフ) - 更新お疲れさまです。そして続編おめでとうございます。これからも頑張って下さい! (2019年7月3日 15時) (レス) id: 34909526e5 (このIDを非表示/違反報告)
ふうか(プロフ) - お忙しい中、お返事ありがとうございます!全然大丈夫です…!続編での更新楽しみに待っております…よろしくお願いします! (2019年5月27日 10時) (レス) id: 8efdf1c9c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - 遊馬さん» 返信ありがとうございます!続編でも構いません!待っています。現在のお話もすごく楽しみにしてます! (2019年5月27日 1時) (レス) id: e2ae3a79dd (このIDを非表示/違反報告)
ふうか(プロフ) - はじめまして…全て読ませていただきました…すごく癒されました…私もリクエストをお願いしたいのですが、てつやの献身的な彼女のお話が読みたいです。あやふやですみません…虫さんの献身的な彼女のお話が好きなので…これからも応援しております。 (2019年5月26日 23時) (レス) id: 8efdf1c9c8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - リクエストありがとうございます!!すごくよかったです!!難しくざっくさていたのにありがとうございました。 またよろしくおねがいします! (2019年5月26日 21時) (レス) id: 2cd07c1461 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:遊馬 | 作成日時:2019年4月24日 14時