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第３９話 ページ41
1つ目の障害物を突破して、次は綱渡りみたい
マナの腕に捕まってるだけの梅雨ちゃんとお茶子が心配だから１回降りる
梅雨ちゃんが
｢次は私が運ぶわ、マナちゃんに運んで貰ってて悪いもの｣
と提案した
けど
B組が後ろから個性を観察してるだよね
｢実は…｣
｢えぇ！？B組が後ろから個性と性格を観察してる！？｣
｢それは厄介ね…｣
｢うん、だからお茶子と梅雨ちゃんの個性をB組に知られて有利になられると困るの｣
｢けど、マナちゃんはええの？｣
｢マナは今お茶子の個性を反転してるからB組には重力操作だと思われてるはず、そこを上手く突けば次も突破できると思うの
ただ、この障害物競争では何もしないからお茶子と梅雨ちゃんはプロヒーローにアピールできない。それが大丈夫ならマナは2人をゴールまで連れていく｣
｢ええよ！予選だけ見据えるんやなくてその先の成功を見んといかんもんね！｣
｢私も賛成だわ｣
その後、体制調整のために降りたこともあったけどほぼ空中を跳んでゴールした
地雷ゾーンで苦しむ人を上から達観するのは気持ちよかった
お茶子のあのキャパを反転して使うたびに快感が出てくるようにしてたから気持ちよさしかないんだよね
うん、スッキリスッキリ
あ、そういえば
｢お茶子！個性返すね、ありがとう｣
｢うん！
…？ マナちゃん、返すってちょっとおかしくない？｣
｢お茶子の個性使ってたから返すの、お茶子のものだもん｣
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作者名：式部夏海 | 作成日時：2019年1月14日 9時
