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第３７話 ページ39
雄英体育祭当日
マナ達はクラス別の控え室で入場まで待機をしていた
｢緑谷」
｢轟くん…何？」
｢お前には、勝つぞ」
と、轟がデクに宣戦布告をする
「ﾁｯ」
と、隣から舌打ちが聞こえる
だよね、マナも何で勝己じゃないの、って思う
「皆、並べー!いよいよ入場だ」
･
『敵ヴィランの襲撃を受けたにも拘らず、鋼の精神で乗り越えた奇跡の新生!!!
ヒーロー科!!1年A組だろぉぉ!!?』
360度観客に覆われる造りだから四方八方から歓声が飛んできた
「選手宣誓! 1-A爆豪勝己!!」
ミッドナイトに呼ばれ、勝己は壇上に登る
勝己が宣誓をするのはちょっと前に勝己に教えてもらった
「せんせー」
我々一同は、なんて勝己が言う筈ない
「俺が1位になる」
「絶対やると思った!!」
全国ネットで見られている体育祭で
普通にしたって、つまらないだけだもんね
｢せいぜい、俺のいい踏み台になってくれ｣
ぎゃーぎゃー煩い外野のブーイングの中、勝己はそう言って壇上から下りた
「さーて、それじゃあ早速第一種目行きましょう。上の画面を見て
いわゆる予選よ、毎年多くの者が
今年は＿コレ!!!」
画面に映し出されたのは
“障害物競走”
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作者名：式部夏海 | 作成日時：2019年1月14日 9時
