何万回だって”君が好き“

03.誰ですか貴方 ページ3

Aside









よく考えると出会い方も不思議すぎる。









元々単独行動が好きな私は、特に女子の輪に入ろうとせず、自販機で買ったカフェオレを飲んでいた。









そのまま話しかけてきた子と話していると、突然話したこともない男子が近づいてきて。









「好きです！！！」









『…は？』









教室がシーンと静まり、私のは？という声が響く。









次の瞬間には爆笑の嵐。









そりゃそうだ。私だってこんな変な人に出会ったことはない。









名札に書いた名前は重岡。









「あ、俺、重岡大毅いいます！





よろしく！」









『あ、うん、よろしくね重岡くん…？』









「っ神ちゃん！





名前呼んでくれた！！！」









…彼はかなり変わり者らしい。









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