〇 10 ページ28
．
その日以来、毎日のように放課後、
早退すると分かっている日は朝、
あの教室に呼び出されるようになった。
今日だって…
『…っなぁっ…お前さぁ…いつ死んでくれんの？』
そう言って僕を思いっきり突き飛ばす彼。
ｶﾞﾝｯ
突然のことで上手く受け身を取れなかった僕は、
そのまま机の角に頭をぶつける。
ったぁ…
最初の日に打ち付けた肘も、
青くアザになっては色濃く残り続けている。
何か言えば、さらにやられる。
これは、ここ数日で僕が学んだことだ。
だから、ただ黙って、
彼が満足するまでやられ続けるしかなかった。
…そして、彼が言ってることは本当だった。
本当に、先生たちは助けてはくれなかった。
一回だけ、一回だけ僕が暴力を振るわれている時に、
教室の前を先生が通った。
助けを求めるように、その先生を視線で追った。
先生と、目があった。
……でも、すぐに逸らされてしまって、そのまま…
その時の僕は、怒りや悲しみというよりも、
もう誰を信じていいのか分からなくて。
だんだんと、人を、
信じることができなくなっていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 555人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わたあめ(プロフ) - ちゆさん» 了解しました！是非お楽しみくださいね！ (2020年3月31日 14時) (
レス) id: cde53e16d5 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆ - いいですね！全然わたあめさんの書きたいように書いちゃってください！！ (2020年3月31日 14時) (レス) id: 13066d090f (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - ちゆさん» 提案なのですが、佐久間くん一人で踊ってフルが終わったら、そこでのD.D.タイムはそれだけ！という流れでもよろしいでしょうか？実際の展開とは少しだけ異なるのですが…流石に再び佐久間一人D.D.は笑 (2020年3月30日 13時) (レス) id: cde53e16d5 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ(プロフ) - ちゆさん» いえいえ！私もピンチが大好きなので笑 全然おっけいですよ！あ、では佐久間さん一人で踊るけど、最後は全員が入ってきてくれてという実際と同じ展開にしますね！あのみんなの優しさも感動もんでしたよね（ ; ; ） (2020年3月30日 13時) (レス) id: cde53e16d5 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆ - コメント失礼しますね笑そうですね、こんな状況での佐久間くんに1人D.D.だなんて可愛そすぎますね、もう佐久間くんと一緒に踊る仲間増やしちゃってください！まあやっぱり佐久間くんが可哀想なのでそこはフルですよね？？笑 (2020年3月30日 7時) (レス) id: 13066d090f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わたあめ | 作成日時：2020年3月25日 2時
