１５話 ページ15
「なぜ裏切ったのです。」
殺気がピリピリと交わる。
一般の人でさえも気づくであろうこの強い殺気は、周りにいる誰もが息を呑む。
そんな彼に対して返事をするわけでもなく、リンゴ頭を被った少年は後ろの金髪の男性に声をかけた。
「ししょーはミーが殺っちゃっていいですかー？」
「あ？いいぜ。
エース君見つけたからさ、俺はそっちに行くし。
ヘマだけはすんなよ？」
「許可ありがとうございますー。」
フランは再び師匠と呼ばれる・・・六道骸の方に体を向けた。
独特な雰囲気を漂わせる二人。
フランは一歩骸から距離を取った。
「・・・恩を仇で返すつもりはありませんでしたー。
でも、これがミーの選んだ道なんですー。」
術師というものは、目があった途端、目に付けられた途端戦闘が始まる。
彼らにとって戦闘は既に開始していた。
相手の脳を制した者が、この戦闘に勝つであろう。
「ｸﾌﾌ・・・面白い戯言を。
質問を変えましょうか？
なぜ何も言わずに出て行ったのです？」
一度チーズの角に頭をぶつけて記憶をなくしたフランは、骸のところに引き取られていた。
引き取られて半年たったある日、黒曜ランドにフランの姿はなかった。
彼は記憶を取り戻したのだ。思い出したのだ。
未来にいた自分の姿を。
未来にいた自分の居場所を。
だから彼は記憶を頼りにイタリアへ旅立った。
"そこが自分のあるべきである居場所だと思ったから"
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しるふ(プロフ) - 雲雀さん» いや、神ではないです笑むしろ紙レベルです笑感動していただけたのなら何よりです。ありがとうございます！ (2015年6月22日 0時) (
レス) id: bc7191ec90 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 - まじで、何なんですか？神なんですか？全ての作品で泣かせる気ですか？まじで感動しましたーー!!!!（涙 (2015年6月21日 23時) (レス) id: a53255b796 (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - しるふさん» いや、私こそ支えになってるよ！しるふに元気づけられてるし！ありがとう♪ (2015年3月13日 22時) (レス) id: 4c374be14d (このIDを非表示/違反報告)
しるふ(プロフ) - 碧みんくさん» いあいあ(〃ω〃)コメントしてくれるだけでちょぉうれしいから(/ω＼*)それが支えになったからｗ (2015年3月13日 20時) (レス) id: 7543b7678c (このIDを非表示/違反報告)
碧みんく(プロフ) - しるふさん» うんっっ！！！期待に応えるからなッ！！！どーいたしまして！っていっても何もしてないけどね笑 (2015年3月13日 17時) (レス) id: 4c374be14d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しるふ | 作成日時：2015年2月22日 19時
