私の命で。【マクロスΔ】

【２８】 ページ37

Aside

「やりきったねぇ、Aちゃん！」

「う、うん。怖かったけど……」

「A」

カナメさんが、私を呼んだ。

「……はい」

私が少し緊張しながら返事をすると、カナメさんは言った。

「合格よ！！」

笑顔で。

「……えっ？」

「おめでとう、名前の最初の2文字を繰り返す〜！！」

「よくやった、A。」

「A。頑張ることね」

「ぅええ！？良かったね！Aちゃん！！」

……？

「……えっ！！」

「あははっ、きゃわわ〜！」

「今日からあなたは、ワルキューレよ！」

やっとカナメさんの言ったことが理解できて、驚いた。

こんなに早く結果が出るとは思わなかったし、なにより、合格ということに驚き、とても嬉しかった。

「あ、ありがとうございます！！」

私がそう言うと、ワルキューレのメンバーはステージの時と一緒の衣装になり、私の服も、どこかワルキューレと似ている、青色っぽい衣装になった。

「うわぁ……！」

私は感嘆の声をあげた。

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