Family 〜 sho hirano2〜

パパは誰の！？ ページ34

唯人『パパ〜つぎあれやる！』







華絵『んっ…！』









紫耀の手を取ってブランコへグイグイ引っ張っていく唯人。









紫耀のズボンをギュッと握って抱っこをねだる華絵。









平野家パパ争奪戦が始まりました。









紫耀『パパは一人しかいないから、一気に全部はできないよ…？』









どうすればいいのか分からず私に目で助けを訴えられる。









『え…華絵？ママが抱っこしてあげるよ？パパは唯人とブランコするからママじゃダメかな！？』









華絵『いやぁ〜！！！』









速攻拒否。









ちょっと心が痛いよ…笑













紫耀『…あ、帰り抱っこして帰ってあげるから今は唯人とブランコしていいかな？』









もう2人ともパパが大好きすぎて大変…









華絵『うわぁーん！！』









あーあ、泣き出しちゃった…。









もうすぐ3歳の唯人。もうすぐ1歳の華絵。









我慢するべきは唯人なんだろうけど…






なんでも‘お兄ちゃん’だからって我慢させるのもよくないと思う。









紫耀『2人が喧嘩するならパパはママと2人で滑り台でも滑ろっかな〜？』








『そ、そうだね！パパとママで滑り台やってこようかな〜？？』






いきなり腕を掴まれてそんなこと言われても…








話し合わせんの大変だよ！









唯人『え？！じゃあゆいとも！』









華絵『…！』









紫耀『よぉーし！じゃあ滑り台に行くゾォ！！』









あれ？2人ともこの話に乗っちゃった？









紫耀ってやっぱりすごいわ…









さっきまで泣いてた華絵も紫耀と唯人と一緒に滑り台で遊んでいる。









パパは1人しかいないし、他の家と違ってなかなか家にいられないし、休みも少ないから…









子供達にとってパパと居られる時間は特別なんだろうな。

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