Family 〜 sho hirano2〜

結婚記念日〜当日の朝〜 ページ31

紫耀『A早く起きて！出掛けるから！！』









大きな物音と紫耀の声で私の大切な睡眠時間は終わりを告げた。









『んっ…。おはよ…？もう行くの…。』









てか今何時だよ…









時計を見ると午前5時。









幾ら何でも早すぎる…。









紫耀『もうみんなも来てくれてるからさ！俺たちも早く出かけようよ！？』









いつもは寝起きがとんでもなく悪いのに今日は張り切ってテンションがめちゃくちゃ高い紫耀。












みんなって…まさか…。









『メンバー来てるの？』









まさかね…そんなわけないよね？









紫耀『来てるよ！海人が朝ごはん作ってくれて唯人も、起きちゃったからご飯食べてる。』









『うっそ！それやばいじゃん！？』










もう本当に意味がわからない…。









急いで着替えて、髪を整えてリビングに行くと…









メンバーが勢ぞろいしていて、岸君の膝の上に乗ってご飯を食べてる唯人、廉の腕の中で寝てる華絵。









なにこれ…どういう状態なの…？？









神宮寺『朝はやくからお邪魔しちゃってごめんね。あ、俺たちももう直ぐ出るから2人もゆっくりしてきてね？』








さすが国民的彼氏。優男すぎる。。







紫耀『じゃあ1日よろしくね！俺たちもう行くから！』









そう言って玄関の方へ消えていく紫耀。








『えっ！？ちょっと待ってよ紫耀！！』









唯人『パパ、ママいってらっしゃーい！』








唯人の声を背中で聞きながら私は紫耀を追いかけた。









賑やかな結婚記念日の幕開け。

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