Family 〜 sho hirano2〜

2人の子供 ページ29

唯人『おやすみなさい！』









そう言って布団に入った唯人の隣に華絵を寝かせる。









『おやすみ。ママはリビングにいるからね？ちゃんと寝るんだよ。』









唯人『はーい！…スヤスヤ…』









どうやら、紫耀に似たようで唯人は寝つきがいい。








その分、寝起きは悪いんだけど…









2人が寝たのを確認してリビングに行こうとすると…









玄関から鍵の開く音と誰かの歩く音が聞こえてきて…









紫耀『うわぁ…また間に合わなかった…。』









『あ、お帰りなさい。今寝たところだよ。』









悔しそうな顔をする紫耀。









たぶん急いで帰ってきたんだろうな…









紫耀『2人とも寝顔がそっくりだな…。』









確かにそっくりだなと思う。









『ほんとだね。…紫耀の寝顔にも似てるけどね。』









紫耀『そりゃそうだよ！俺たち2人の子供だもん。俺に似る所もあればAに似る所もあるよ。』









2人の子供…なんか心にくる言葉だな…









『そうだね…。顔は紫耀に似て欲しいかな〜。』









絶対私に似るより、紫耀に似た方がこの先得するし。









紫耀『えぇー。俺はAに似て欲しいかも…。あと頭も。俺勉強イマイチダメだから。』









そう言ってガハハと笑う紫耀。









確かに頭は…なんとも言えないけど、顔は絶対に紫耀に似た方がいい。









紫耀『でも、結局の所俺たちの子供なんだからどっちに似ても可愛いし愛する家族ってのは変わらない。』









本当に…この人の言葉はいつでもスッと心の中に入ってきて、すごく響く。









『これからも大切に育てていこうね？』









紫耀『当然だよ。俺たち2人の子供なんだから。』








〜information〜




暗闇の底〜sho hirano〜



雪の降る冬君と別れ〜そしてまた君と出会った〜





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全てメインは平野紫耀君です。

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