朱雀の妻は元最強妖怪【妖怪ウォッチシャドウサイド】

エピソード２０ ページ29

〜Aside〜

あれから何ヵ月もたって２月、お腹も大きくなり、動きにくくなってしまった。出産までもう少し

朱雀｢起きてたか、A｣

『おはようございます。朱雀様』

朱雀｢あぁ………ずいぶん大きくなったな。もう少しか……生まれるのは｣

『はい、どんな子なんでしょうね？』

そんな話をしていたその時だ。家のインターホンがなって、朱雀様が様子を見に行った。

アキノリ｢お邪魔しまーす！｣

ナツメ｢花狐〜！遊びに来たよ〜！｣

『いらっしゃいませ……』

朱雀｢！？A！あまり動くでない！｣

そう言われて、朱雀様は私を支えてくれた。

アヤメ｢うわぁ……！大きくなってる！｣

トウマ｢もうすぐ産まれるんだよね｣

『ええ、とは言えどもあと一週間ですが……』

そう呟いたその時。

『っ！いたっ……！』

ケースケ｢！？大丈夫！？｣

朱雀｢……！！いかん陣痛だ！｣

そう、朱雀様のいう通り、陣痛が襲ってきた。
激しい痛みに私は耐えれなかった。

『っ！ううっ……！！』

ナツメ｢こうなったら！召喚！私の友達！出てこい！ドクターカメレオン！！｣

(ドクターカメレオン＝ドクター｢｣になります)

ドクター｢どうした？っておお！？大丈夫か！？……いかん！すぐに出産準備だ！おい！タオルをある分だけ持ってこい！｣

朱雀｢あ、あぁ！｣

ドクター｢お前さんはぬるま湯を持ってこい！｣

アヤメ｢わかった！！｣

痛い……まだ一週間もあるのに……もう出産なんて……！私はそう思っていると、いつの間にか横になっていた。

ドクター｢足を開いて！！落ち着いて深呼吸するんだ！｣

『ううっ……！フーッ……！うああっ！』

アヤメ｢持ってきたよ！｣

朱雀｢タオルはこれだけでいいか！？｣

ドクター｢あぁ！二人ともありがとな！｣

痛い……痛い……痛い！！

朱雀｢A！！｢お前さんは別室で待っててくれ！｣しかし……！｣

ドクター｢大丈夫だ！！待っててくれ！｣

朱雀｢……わかった｣

痛い……！もう……むりっ……！！

ドクター｢……！！よしっ！頭が出たぞ！！もう少しだ！！頑張れ！！｣

『あぁ……！！ううっ……！！』

ナツメ｢花狐！！頑張れ！｣

アヤメ｢頑張って！！｣

あと少し……！！あと少し……！

『うああぁぁっ……！！』

ｵｷﾞｬｰｵｷﾞｬｰ！ｵｷﾞｬｰ！ｵｷﾞｬｰ！

ドクター｢……よくやった女の子だ！｣

『はぁ……はぁ……』


〜続く〜

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