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＿
「じゃあさ…俺の誕生日に開けない?」
「え、」
「そしたら2人とも30歳でキリがいい数字だし…。どうかな?」
「うん!そうする」
「じゃあ3月までのお楽しみね」
「うん。楽しみだなぁ」
涼太の肩に頭を乗せたら優しく撫でてくれる。
記憶が戻っても、ドキドキすることに変わりはない。
「A」
「ん?」
「命懸けで花鈴のこと守ってくれてありがとうね」
「ううん。花鈴が無事で本当によかった」
「あと…おかえり」
「…!ただいま」
「帰ってくるって、信じてたよ」
そう言って抱き寄せられて、私も背中に手を回した。
「涼太大好き」
「えー?俺は愛してるけど」
「…っ、ずるい。私だって、」
その先の言葉は涼太の口で塞がれて言えなかった。
「まって…んっ、」
最初から深いキスが降ってきて頭がぼんやりしてくる。
「…思い出したら、いっぱいするって言ったでしょ」
「昨日、いっぱいした」
「昨日はまだ思い出してなかったもん。それに…あれじゃ足りない」
「でも、花鈴いる…」
「うん、だからシーね」
「え、涼太ちょっと」
「失礼しまーす」
ゆっくりと体が傾いて背中にソファーの感触。
パジャマのボタンがひとつ、ふたつと涼太の手で外されていく。
「本当は俺のことだけ忘れられてやだった。こんなに好きなのにって」
「んっ…」
昨夜付けられた紅いところにまた口付けられる。
「愛してもいい?」
「…うん」
「今日はちゃんと優しくするね」
あーあ。
涼太にもらったパジャマ、せっかく袖を通したのに。
それを着て寝られるのは、もう少し夜が深くなってからになりそうだ。
…ま、幸せならなんでもいいか。
今は彼からの愛を受け止めて、その分愛を伝えよう。
「愛してるよ涼太」
手始めに、さっき伝えられなかった愛を添えて。
Fin
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涼-suzu-(プロフ) - 橋ちゃんさん» コメントありがとうございます。私の文才なんてまだまだですがそう言っていただけてとても光栄です！もちろん反映されなかったお星様は我が家に届きましたので保管しておきますね！笑 次もよろしくお願いします︎︎︎︎︎☺︎ (2022年5月27日 21時) (
レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
橋ちゃん - 涼-suzuさん完結おめでとうございます🎊今回も素敵な作品でした！涼-suzuさんの作品は全部神作品ですね！文才能力が素晴らしいと言うかなんと言うかとにかく最高です！今回もお星さま沢山押させていただきました！次も楽しみにしてます😊 (2022年5月27日 18時) (レス) id: 0784958bbf (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - 柚姫さん» いつもコメントありがとうございます。紳士なみやだてくんに最後まで癒されてくださいませ！最後までよろしくお願いします♪ (2022年5月27日 12時) (レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
柚姫(プロフ) - じっくり読ませていただきました。色々気になりつつ、❤さんの紳士ぶりに癒されつつ、、、。どんな展開が続くのか今から楽しみです。涼様、素敵なトキメキをありがとうございます (2022年5月27日 7時) (レス) @page41 id: 31ed921faf (このIDを非表示/違反報告)
涼-suzu-(プロフ) - みんみんさん» コメントありがとうございます。嬉しいお言葉…歓喜です…。わたなべくんのツンデレは子どもさえも虜にしてしまうようですね。笑 最後までどうぞお付き合いよろしくお願いします♪ (2022年5月26日 6時) (レス) id: 7e38231ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼-suzu-
| 作成日時：2022年5月20日 15時
